• "渋滞"(/)
ツイート シェア
  1. 上市町議会 2021-03-01
    令和3年3月定例会(第2号) 本文


    取得元: 上市町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-12
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過        ◆◆◆ 開   議   の   宣   告 ◆◆◆ ◯議長(松谷英真君) ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。                               (午前10時00分)        ◆◆◆ 議  事  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 2 ◯議長(松谷英真君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。   これより本日の日程に入ります。        ◆◆◆ 議案第1号から議案第32号まで ◆◆◆ 3 ◯議長(松谷英真君) 日程第1 議案第1号 令和3年度上市町一般会計予算から議案第32号 町道路線の認定に関する件までの32件を議題といたします。             一 般 質 問 及 び 質 疑 4 ◯議長(松谷英真君) これより町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。         ────────────────────────             ◇  酒  井  恒  雄  君 5 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。              〔11番 酒井恒雄君 登壇〕
    6 ◯11番(酒井恒雄君) 皆さん、おはようございます。  令和3年3月定例会本会議、まず最初、トップバッターとして3点の質問をさせていただきます。よろしくお願いします。  昨年は新型コロナウイルスに翻弄された一年であり、年が明けてからも新型コロナウイルスのほか、県内では35年ぶりとなる大雪、鳥インフルエンザ、2月13日には福島県沖で大規模地震が発生する等、自然災害や感染症等、令和3年も様々な問題が発生しております。  そこで、コロナ禍がもたらす社会への影響について、まず最初に質問いたします。  1番目、新型コロナウイルス感染症の拡大に関連して、企業の倒産や業績不振による解雇や雇い止めされた失業者は、町内に何人ぐらいいるのか。また、新規求人者数はどのような状況なのかお尋ねいたします。  2番目、スマートインターチェンジ周辺の企業誘致について、進捗はどうなっているのかお尋ねいたします。  3番目、給与所得が減少する中、個人町民税固定資産税病院医療費、水道料金、町営住宅等々、滞納者の状況はどうなっているのか。  4番目、かみいち総合病院は、新型コロナウイルス感染症対策のため、人間ドックを一時休止しました。また、一般患者の受診控えなどもあり、医業収益はどのように推移したのかお尋ねいたします。  5番目、新築された住宅の件数はどれぐらいあるのか。  6番目、例年と違う先行きの不安感や雇用情勢の悪化で環境が変化する中、令和2年度の出生数の見込みは何人ぐらいになるのかお尋ねいたします。  7番目、公共施設について、財団運営分を含め、施設の利用の縮小や休止、入場制限などにより使用料収益への影響はどうなっているのか。  以上、各担当課長に求めます。  2番目として、豪雪対策について伺います。  1番目、35年ぶりとなる大雪で農業被害、中でも施設農業用ハウスが全壊などを含め44棟、果樹では桃、リンゴ33本が倒伏などの被害があったと全員協議会で報告されました。中でも田植用委託育苗7,000枚が白萩、南加積地区で育苗されており、被害者はハウスの撤収や資機材の調達、組立てなど大変危惧をされております。  農業従事者の一日も早い経営再開のために、復旧に係る経費を、国、県の支援策に加え、町でも補正予算を上程されましたが、国、県、町で全体の補助額はどれぐらいになるのか。  また、共済加入・未加入者との違いもあり、再建の事前着工は可能とのことですが、既に復旧された方もおいでになり、補助対象となる補助金の制度内容はどのようになっているのかお聞きいたします。  2番目、次に、今年の大雪で除排雪に苦労された業者の方々に本当に感謝を申し上げる次第でございます。  そこで、歩道を除排雪する専用機は、町では2機のみ保有しており、業者に委託貸与されていますが、児童たちの登下校時の交通安全対策のための、地域からの除雪要望がかなわず、本年は地域力を生かして、1月17日に歩道を雪かき奉仕されました。  次年度、動力式除雪機を何台か配備し、希望者の町内会に貸与できないか。  県は市町村が住民と連携して取り組む除雪機の整備に対して、臨時的に補助を2分の1に引き上げると聞いておりますが、いかがでしょうか。  3番目、次に、道路に設置されている温度表示板道路監視カメラについては、ドライバーにとって路面の凍結の判断の材料となることや積雪状況を確認できるなど、冬期間の円滑な道路交通を確保する上で有益なものと考えております。  また、県道では、来年度までに監視カメラを100台増やし、積雪状況、渋滞情報をリアルタイムで発信すると聞いていますが、当町での設置予定可否はどうなっているのかお聞きいたします。  4番目、次に、上市町ひとり暮らし老人等除雪支援事業についてであります。  事業実施要綱には、冬期間における生活の安定を図り、ひとり暮らし老人等の福祉の向上に寄与することを目的として、対象世帯、申請方法、対象経費等が記載されておりますが、高齢者が請求書、領収書、除雪後の写真などの申請に必要な書類の対応は難しく、条件をもっと緩和できないか。  申請するために、雪の中、福祉課を訪ねる困難もあり、区長や班長、民生委員さんの協力が必要であります。  ちなみに、今冬期間、何人ぐらい申請があり、経費執行は幾らぐらいか。  以上、担当課長に求めます。  次に、大項目3番目でございますけれども、アスタキサンチンの医薬品の開発について。  アスタキサンチン医薬品開発についても、町も共同臨床研究や補助金を出すなど応援をしてまいりましたが、残念ながら研究開発を手がける某創薬会社が破産手続を開始したという報道が年末にありました。  この件について、中川町長はどのように受け止めているのか伺います。  以上で質問を終わります。よろしくお願いします。 7 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 8 ◯町長(中川行孝君) 私のほうから、アスタキサンチンの件についてお答えをいたします。  平成27年度から30年度にかけて、富士化学工業株式会社が国からの助成を受けて実施していたアスタキサンチン臨床研究について、町においても支援したところであります。  アスタキサンチン医薬品開発について、事業主体は富士化学工業株式会社でありますが、同社からかみいち総合病院臨床研究を委託されておりました。  研究対象でありましたアスタキサンチンは、サプリメントとして既に製品化されており、その効能については実証されております。  また、富士化学工業株式会社が清算対象となった創薬会社の債務保証をしていたということですが、町が支援いたしましたアスタキサンチン臨床研究の成果に影響するものではありません。  今般、創薬会社が清算に至ったことは残念なことでありますが、富士化学工業株式会社への影響が早期に回復することを願うところであります。 9 ◯議長(松谷英真君) 廣田財務課長。             〔財務課長 廣田高志君 登壇〕 10 ◯財務課長(廣田高志君) 議員ご質問のコロナ禍がもたらす社会への影響について、まず個人町民税固定資産税滞納状況についてお答えいたします。  令和3年1月末の個人町民税の現年課税分未収納額は2億1,689万1,000円となっており、昨年1月末と比較すると約560万円の減となっております。一方、固定資産税の現年課税分未収納額は2億8,325万1,000円となっており、約1,000万円の増となっております。  固定資産税につきましては、少なからず新型コロナウイルスの影響もあると思われます。  次に、課税物件の新築住宅件数については、令和2年の暦年で45件であり、対前年比1件の増と、ほとんど変わらない状況となっております。  最後に、公共施設の使用料収益につきましては、施設の休館やイベントの中止等により、アルプスの湯入浴料など保健福祉総合センターでは約5,000万円を見込み、対前年比約2,800万円の減。総合体育館野球場使用料など丸山総合公園では約290万円を見込み、約140万円の減。北アルプス文化センターでは約220万円を見込み、約180万円の減などとそれぞれ大きく減少しております。  なお、3月補正予算において減収分を補うための指定管理料の追加を計上させていただいておりますが、新型コロナウイルス感染症が終息しなければ、今後もこうした状況が続くのではないかと懸念しております。 11 ◯議長(松谷英真君) 高慶福祉課長。             〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕 12 ◯福祉課長(高慶 孝君) 令和2年度の出生数見込みについてお答えいたします。  当町では、令和2年4月から令和3年2月までの間で64人の赤ちゃんが誕生しております。発行した母子手帳等によると、今月には10名程度の出生見込みがありますので、令和2年度の出生数は70名強になるものと考えております。昨年度の出生数は93人でしたので、かなり減少することになります。  新型コロナウイルス感染への警戒や感染拡大に伴う収入の減少、終息が見通せない中の先行きに対する不安などの影響はあると受け止めております。  次に、豪雪対策について、ひとり暮らし老人への除雪支援に関するご質問にお答えいたします。  当町では、一戸建て住宅に居住し、かつ、子、親戚または近隣者からの援助を得ることができず、自力による除雪が困難であるひとり暮らし高齢者等の世帯が業者等にお願いして行う除雪に要する経費を助成するひとり暮らし老人等除雪支援事業を実施しております。助成額は1回当たり1万960円を限度に、同一世帯一冬期間につき2回を上限としております。  申請に必要な書類等を緩和できないかとのご指摘ですが、これまでも、除雪後の写真につきましては、写真がない場合、民生委員による確認でもよいことにしております。しかし、除雪経費の領収書につきましては、助成額を決定する際に必要となるため、省略はできないことになっています。  申請手続が難しいとおっしゃる方や福祉課に出向くことができない方等には、職員が訪問して申請手続の支援をするなど柔軟に対応したいと考えておりますので、遠慮なくご連絡いただければと思います。  最後に、今年度の申請件数と執行状況につきましては、今月8日現在で、申請は6世帯で10回、執行額は見込額を合わせまして10万260円となっております。  以上であります。 13 ◯議長(松谷英真君) 酒井産業課長。             〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕 14 ◯産業課長(酒井紀明君) 新型コロナウイルス感染拡大に伴う町内企業の雇用の状況についてお答えします。  初めに、失業者数に関する上市町独自のデータはないため、滑川、中新川郡地域を管轄するハローワーク滑川にて公表されている、事業主都合による離職者数について申し上げますと、令和2年8月から令和3年1月の6か月で198人と、前年同期と比較して46人、率にして30.2%増加しております。  また、新規求人者数の状況は、同じくハローワーク滑川管轄内が公表している同時期のデータによりますと2,664人と、前年同期と比較して454人、率にして14.6%減少しております。  新型コロナウイルス感染拡大に伴う企業の業績悪化によるものなのか、要因は明確に申し上げられませんが、雇用情勢は以前より厳しい状況となっていることは事実でございます。  次に、上市スマートインターチェンジランプ内で造成中の宮川地域工業用地の進捗状況についてお答えします。  産業振興とスマートインターチェンジ開業効果を高めるべく整備を進めております4,900平米の工業用地につきましては、造成工事に係る詳細設計を終え、新年度から本格的な工事に着手することとしております。  なお、手前に整備する駐車場工事等との調整を図りながら工事を進めまして、令和3年中に造成工事を終えたいと考えております。  他方、誘致活動については、物流倉庫等の整備をお考えの企業がいることから、随時造成工事の進捗状況や完成時期などの情報を提供し、立地について前向きに検討していただくように引き続き活動してまいりたいと考えております。  次に、豪雪による農業被害に対する補助等についてお答えします。  本年1月からの大雪により、農業においても大きな被害が発生しております。  農業用ハウスの被害につきましては、2月10日時点では44棟把握しておりましたが、雪解けで確認が進んだことなどにより、3月1日現在では10棟増えて54棟となっております。  また、果樹の倒伏や枝折れなどの被害は、リンゴ26本、桃7本の計33本となっております。  これら被害に遭われた農家の方への支援として、農業用ハウスについては、国は人・農地プラン中心経営体となる担い手のみを対象としており、補助率は再建費用から共済金を除いた額の10分の3以内となっております。  一方、県は全ての被災農家を対象にしており、補助率は再建費用から共済金及び国補助金を除いた額の10分の3以内となっております。  町では、農家の経営の継続と一日も早い経営再開を図るため、国、県よりもさらに手厚い支援として、再建費用から共済金及び国補助金を除いた額の10分の4を町独自で上乗せして補助したいと考えております。  果樹被害については、苗木導入や枝折れを治す費用等に、県は3分の1を支援することとしておりますが、町ではこれに3分の1を上乗せし、果樹協会を通じて果樹農家へ支援してまいりたいと考えております。  本定例会におきましては、補正予算案として、国、県からの補助金を含め、農業用ハウスの被害については4,998万円、果樹被害については17万7,000円、総額5,015万7,000円の復旧支援費を計上しておりますが、補正予算案の計上後に判明した被災農家に対しましても、今後しっかりと対応してまいりたいと考えております。  なお、被災された農家に対しては、直接、個別に支援制度の概要版をお送りしておりますが、今後は詳細が定まり次第、具体的な申請方法などをご案内してまいりたいと考えております。 15 ◯議長(松谷英真君) 竹田建設課長。             〔建設課長 竹田亮成君 登壇〕 16 ◯建設課長竹田亮成君) 私のほうから、まず水道料金の滞納状況について申し上げます。  令和3年1月末の滞納額が約96万3,000円となっており、昨年1月末と比較しますと約43万円減少しております。中には新型コロナウイルスの影響がある方もいらっしゃると思いますが、滞納額としては例年とあまり変わらない状況となっております。  次に、町営住宅等滞納状況について申し上げます。  令和3年度1月末の滞納額において、町営住宅では約36万円となっており、昨年1月末と比較しますと約16万2,000円減少しております。また、定住促進住宅につきましては滞納額が34万3,000円となっており、11万3,000円減少しております。  いずれの住宅も新たな滞納者は増えておりませんので、新型コロナウイルスの影響は少ないのではないかと考えております。  続きまして、豪雪対策に関するご質問にお答えいたします。  まず、当町の歩道除雪については、歩行者の多い場所や小中学校の通学路を中心とした約22キロメートルの区間において、町所有の小型ロータリー除雪車2台、委託業者から借り上げているハンドガイド除雪機5台で実施しております。  除雪作業は、車道を先行し、完了した後、歩道の確保を行うこととしております。そのため、降雪の状況によっては、登校時には歩道の全線確保が間に合わない場合があります。  このような中、ハンドガイド式小型除雪機など操作が簡易な物を希望する町内会へ貸与することによって、地域の方々で主体的に歩道の除排雪が行われるとすれば、非常にありがたく思います。今後、地域の方々の協力が得られるのであれば、貸与について前向きに検討してまいります。  次に、監視カメラ等の設置についてお答えいたします。  温度表示板につきましては、現在、上市町管内には設置されている箇所はございません。  議員ご指摘のとおり、路面の凍結の注意喚起については大変有効であると思われますが、1基当たり200万円程度の設置費用がかかること、また故障も頻繁にあると聞いており、維持管理費にも相当の経費を要する見込みであることから、設置は困難なものと考えます。  また、監視カメラにつきましても、現在町で設置している物はありませんが、県が設置しているものは、県道大岩神明町線と町道広野新女川線の交差点に1か所ございます。こちらの画像は、県のホームページから閲覧可能となっております。  また、議員おっしゃるとおり、県は来冬までに監視カメラを100台増設する予定のため、上市町管内の県道にも一、二か所程度は設置されるものと期待しております。  町としては、県が設置する監視カメラを有効に活用していきたいと考えております。  以上であります。 17 ◯議長(松谷英真君) 黒田病院事務局長。            〔病院事務局長 黒田茂語君 登壇〕 18 ◯病院事務局長(黒田茂語君) 初めに、かみいち総合病院医療費滞納状況についてお答えします。  債権発生から1年以上となる医療費の滞納者数は、昨年1月末時点で46名、滞納額で約800万円であったものが、今年1月末時点では54名、滞納額で約1,100万円となっており、人数で8名、滞納額で300万円増加しています。
     この増加が新型コロナウイルス感染症を原因とした給与などの減少によるものであるかは把握はしておりませんが、生活が困窮で一括して支払いをすることが困難な方には、分割払いとする対応を従来から行っております。  なお、全ての滞納者に電話連絡や文書発送による催告を行っていますが、特に自主的に納付しない滞納者に対しては、会計年度任用職員による訪問徴収を実施しています。  さらに、訪問しても支払いに応じようとしない滞納者については、法律事務所へ回収業務を委託することで、滞納額が減少するように努めております。  続きまして、医業収益の推移についてお答えします。  令和2年12月町議会定例会では、令和2年4月から10月までの医業収益について答弁させていただいております。その後の医業収益について前年同月との比較で申し上げますと、11月分は約1,300万円の減収でしたが、12月分では約1,000万円の増収、今年1月分で約470万円の増収と改善傾向が続いております。  令和2年4月から今年1月まで累計した医業収益では、前年同期と比較して入院収益で約4,500万円の減、外来収益で約1,200万円の減、健康診断などその他医業収益で約3,300万円の減と、医業収益合計では約9,000万円の減収となっておりますが、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れるための空床確保に対する補助金が第3四半期分までで1億1,200万円交付されていることから、この補助金で前年度との減収分は補填できるものと考えております。 19 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。 20 ◯11番(酒井恒雄君) もう時間が来たようでございますので、私からの要望としておきます。  先ほどの建設課長の除雪機ということからして、ひとつ前向きに検討するということからして、またよくよく私も相談させていただきたいことがあります。それについて、私の町内で言えば、やっぱり体が弱い、ひとり暮らしの人がおいでになります。スコップを持たれんがです。そういう人は、区長さんも自らトラクターにこのバケツということで除排雪しておいでで、なかなか感心しておりました。そういったことを踏まえて、除雪機の導入ということを検討していただきたいと思っている次第でございます。  そしてまた、2つ目は、イノシシということからして、今年みたい35年ぶりの大雪になったときに、やはりインテックが、上市町はICTを活用しながら捕獲おりを利用しておるということからして、そこへ、雪が降ったって、ひどいさかい、行かれんがですね。だから、カメラをつけて、インテックね、それぞれということは、白萩西部か南加積か、そこった辺は全員協議会で、所管の委員会までに、酒井産業課長、また聞かせてやっていただきたいと思っておる次第でございます。  それと、最後に、総合病院も今答弁ありがとうございました。そういったことで、今年は「がんばる応援」ということで、中川町長も一生懸命に努力をされて2,000万円強集まっておる次第でございまして、そして、そのさなか、やはり総合病院も創立70周年記念ということからして、今年度はめでたい出来事もありますので、それぞれ私たちはチーム一丸となって病院を支えたい気持ちでありますので、ひとつよろしくお願いします。  もう一点、竹田建設課長に。今、除雪費は2億円ほど使ったわけなんですね。それから、これから春になると、やっぱり、田んぼに何でも、さ、石とか何かが入っておると思うがですね。それとともに、路肩の標識板を壊したとか、そういったものが数多く出てくると思うがやちゃね。  そういうところ、教育委員会も合わせて、南加積会館の門柱のブロック、歩道とかにぶら下がって危ないがですね。そこった辺も総点検しながら、また幾つぐらいあるか、全員協議会か委員会で説明していただきますようにお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。  今日は、ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  酒  井  桂  之  君 21 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。              〔12番 酒井桂之君 登壇〕 22 ◯12番(酒井桂之君) 通告どおり3件の質問をいたします。  初めに、新型コロナウイルスワクチンの接種について質問をいたします。  令和3年3月定例会提案理由説明の中で、かみいち総合病院を核に、医師会との協力の下ワクチン接種を行う「上市モデル」として実施し、村内に医療機関がない舟橋村の皆さんも接種対象に含めることとしています。  住民の接種は、65歳以上の高齢者を皮切りとして、次に高齢者以外で基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者及び60歳から64歳までの方、次にそれ以外の16歳以上の方の順に進めていく計画としておりますが、国が示すスケジュールでは、高齢者の接種は4月12日から開始できる見込みとなっています。  ワクチン接種を受けるには、事前の予約が必要になりますが、詳しくは、町から送付するお知らせにてご確認をお願いします。  ワクチン接種は、新型コロナウイルス感染症の終息に向けての有効な手段とされておりますので、ぜひとも接種をいただくようお願いいたしますと述べられております。  そこで、1)本部責任者として、上市モデルを実施する決意を小竹副町長にお尋ねいたします。  次に、2)具体的スケジュール及び集団接種会場、医師・看護師の確保など、どうなっているか。3)接種券の発送はいつからするのか。4)会場へ行くのが困難な人たちの対応をどのように考えているか。5)相談窓口をどのように設けているのかなどを高慶福祉課長にお尋ねいたします。  次に、女性管理職の育成について質問をします。  働く女性の活躍を推進する法律「女性活躍推進法」が2016年に施行されて以来、民間企業や国、県、自治体では、優秀な女性を登用しよう、女性管理職を増やそうという機運が一気に高まりました。その後、多くの女性管理職、そしてもうすぐ管理職になろうという予備軍が誕生しています。  そこで、上市町役場内で、1)女性管理職の育成をどのように考えているか、中川町長にお尋ねいたします。  次に、男性職員の育休促進について質問をいたします。  総務省は、男性地方公務員の育児休業などの取得促進に向け、25年の取得率30%達成目標の取組を発出した。そこで、1)男性職員が子育てなどに参画できる環境整備をどのように上市町役場内に進めるか、中川町長にお尋ねします。  以上で3件の質問を終わります。 23 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 24 ◯町長(中川行孝君) まず、女性管理職の件についてお答えを申し上げますが、現在、保育所、小学校など出先機関を除く行政職員における女性職員の割合は約4割となっております。今年度、課長代理以上の職員は49名、そのうち女性は11名で22.4%となっております。  この要因として、管理職の登用に当たっては、一定程度の年齢も考慮する必要がありますが、登用を検討する年齢に達している女性職員は少ないことが挙げられます。  女性管理職を育成する一環として、過去には男性の専用ポストとしておりました部署についても、近年は女性を登用するというような状況をつくってきております。  そういうことで、女性職員を配置して業務に励んでもらっているほか、市町村職員研修機構が行っております階層研修や専門研修には、男女を問わず受講してもらい、能力の向上を図っているところであります。  管理職については、男女差別をしないで優秀な人材を積極的に登用していきたいと考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。  次に、男性職員の育休促進についてでございますが、当町では、職員の子育てを支援するため、生後3歳に満たない子を養育するための育児休業、小学校就学前の子を養育するための育児短時間休業や部分休業を制度として設けております。  女性職員はこうした制度を多数の方が利用しておりますが、男性職員については、これまで利用実績がないのが現状でございます。  少子化の背景となる要因の一つに、女性の職場進出と子育てとの両立の難しさが挙げられています。子育ては家庭の持つ重要な役割であることに鑑み、夫婦で育児を分担しようという機運を職場内でつくり上げていくことが大切であると考えております。  このため、今月1日に開催しました課長会議の場で、男性職員の育休制度の利用を促進するよう各課長に指示したところでありますが、まずは妻の出産休暇中に5日の範囲内で男性職員のみが取得できる育児参加休暇という特別休暇を1日でも取得するよう促していきたいと考えております。  その上で、男性職員に向けた子育てハンドブックを作成し、育休制度の周知を図るとともに、男女問わず職員が安心して休暇を取得できる職場になるようサポートしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。 25 ◯議長(松谷英真君) 小竹副町長。              〔副町長 小竹敏弘君 登壇〕 26 ◯副町長(小竹敏弘君) では、私のほうから、新型コロナウイルスのワクチン接種に係る責任者としての思いを申し上げたいと思います。  当町では、新型コロナウイルスの感染拡大防止の切り札とも言うべきワクチン接種を円滑に実施すべく、県内の町村ではいち早く、今年の1月22日に新型コロナウイルスワクチン接種実施本部を立ち上げております。そして、甚だ力不足でありますけれども、私が責任者である部長を務めさせていただくこととなっております。  今回のワクチン接種ですけれども、集団的な予防接種というのが久しく行われておりません。そして、16歳以上の町民の皆さんという大人数が対象となります。そして、このワクチンは、人生で初めて経験する、接種するといったワクチンでもあります。そして、それを一定の間隔を置いて計2回、そういったことを一人でも多くの町民の方に接種してもらう必要があるという、かなり高度なミッションだなというふうに私は捉えております。  多くの市町村では、医師・看護師や接種会場の確保に苦慮されているところでありますけれども、幸い当町では、町内医療関係者のご理解、ご協力の下、かみいち総合病院をメイン会場といたしまして、町内の複数のクリニックにおきましても接種できる見込みとなっております。  現時点におきましても、ワクチンがいつ頃、そしてどの程度の量が供給されるかなど不透明な点は大変たくさんありまして、本当に日々走りながら考えているといったような状況でありますけれども、ワクチン接種後には、町民の皆さんから、やっぱり病院で接種できて安心だった。かみいち総合病院があってよかったなというふうに言っていただけますように、接種開始時の万全の体制を目指しまして、今のうちからできること、準備を進めていきたいというふうに考えております。  以上であります。 27 ◯議長(松谷英真君) 高慶福祉課長。             〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕 28 ◯福祉課長(高慶 孝君) 新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種についてのご質問にお答えいたします。  初めに、ワクチン接種のスケジュールについては、接種順位は65歳以上の高齢者、続いて高齢者以外で基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者及び60歳から64歳までの方、その後に16歳以上60歳未満の方の順に進めていく計画としております。  ワクチンの出荷時期については、今月1日に厚生労働省から県宛てに発出された文書によると、4月5日の週に県に2箱、4月12日の週と19日の週にそれぞれ県に10箱配送され、これらの配分先は不明です。4月26日の週に、ようやく全市町村に1箱ずつ配送される予定ですので、当町での住民接種開始は4月下旬になるものと思われます。  集団接種の会場については、かみいち総合病院を予定しております。会場で接種業務に従事する医師・看護師については、かみいち総合病院の医師・看護師のほか、上市医師会の医師や中新川訪問看護ステーションに所属する看護師、現在お勤めされていない看護師OGにも協力をお願いすることとなっております。必要な人員はおおむね確保できるものと見込んでおります。  次に、接種券の発送時期については、先月22日に開催された「ワンチームとやま」連携推進本部会議において、接種時期とあまり間を置かないよう、全市町村同時に発送することになりました。  次に、医療機関に入院している方、介護施設等に入所している方、自宅で療養中の方については、主治医や各施設の施設医等と協議の上、それぞれの施設やご自宅で接種できるようにしていきたいと考えております。  最後に、ワクチン接種に関する医学的な相談窓口については、今月8日に県が開設しました。町では、接種の予約受付等を行うコールセンターを民間事業者に委託する形で今月中に設置したいと考えております。  以上であります。 29 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。 30 ◯12番(酒井桂之君) 答弁、どうもありがとうございました。  新型コロナウイルスワクチンの接種についてでありますが、かみいち総合病院を核に医師会の協力の下、ワクチン接種を行う上市モデルとして実施する具体的内容が示され、今、副町長から固い決意を聞きました。ご期待申し上げたいと思います。  これは今まで私たちが経験したことがないワクチン接種でありますが、新型コロナウイルス感染症の終息に向けて、全力で取組をお願いしたいというふうに思っております。  それから、後からの質問でありますが、集団接種の件について、朝日町では訓練をしているというのが新聞報道でありました。それから、いわゆる高齢者というのは、2回目の接種はいつ頃予定をしておるかお聞きしたいと思います。  それから、女性管理職の育成については、町長から決意の一端を述べていただきましたので、それに基づいてご努力をお願いしたいと思います。  また、男性職員の育児休暇については、今、ゼロだということを聞きました。上市町におきましても、役場の職員の皆さんが先頭に立って取得していただくことが町全体に広がっていくと思いますし、育児の件につきましても大いに効果があり、人口が増えることにもつながっていくということでありますので、今、課長会議でも指示をされたということを聞きましたので、今年、実績があるようにひとつ努力をしてもらいたいということであります。  なら、最初の2つ、お願いしたいと思います。 31 ◯議長(松谷英真君) 小竹副町長。 32 ◯副町長(小竹敏弘君) では、私のほうから2つ再質問にお答えいたします。  まず、接種に当たっての訓練についてのお尋ねであります。  これにつきましては、メイン会場となっておりますかみいち総合病院とのほうでも、一度やはりやってみたいねという話はしております。ただ、かみいち総合病院の医療従事者の接種が、まだちょっと予定が立っておりませんで、話合いの中では、その頃に一度やってみたいねということで、現段階ではこういったご報告になるかと思います。  そして、2回目の接種時期はいつかということがもう一つのお尋ねだったかと思います。  これはワクチンの物の種類によって違うんですが、今供給されておりますファイザー社、これでいきますと3週間ぐらい間を置くようにというふうに言われております。  ただ、何か1回でいいとかという報道があったり、ここら辺もよく分からないことが多いですけれど、現時点でお聞きしているのは3週間ぐらいの間を置くと。  ですので、そういった1回目を接種するときも、2回目をどうするかということも考えながらやらなくちゃいけないということで、やはりちょっと大変な状況となっておりますが、頑張っていきたいと思っております。  以上でございます。 33 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。 34 ◯12番(酒井桂之君) どうもありがとうございました。  これで質問を終わります。         ────────────────────────             ◇  伊  東  俊  治  君 35 ◯議長(松谷英真君) 8番 伊東俊治君。              〔8番 伊東俊治君 登壇〕 36 ◯8番(伊東俊治君) では、質問させていただきます。  帯状疱疹予防接種費用助成事業について。  新年度、新しい事業に帯状疱疹予防接種費用助成事業、約400人、対象は50歳以上、生涯1回限り5,000円とありました。  帯状疱疹は、水痘の初感染後、脊髄神経などに潜伏していたウイルスが免疫低下の影響で再活性化することにより、神経に疼痛を伴う、ずきずきうずくような痛み、水疱が出現する疾患。これは水ぼうそうです。  私は、昨年の2月から帯状疱疹になりました。何か体験発表みたいになりますが、1年がたちました。  ある薬を5、10、15と、少しずつ強く飲んでよくなりました。そしてまた、よくなりましたので、10、5と下げて、この1月、2月の寒さで、あのやりで突くようなすごい痛みでまいっています。伊東さん、体が弱ってきているねと、ある人から言われました。私のような苦しみをしないよう、400人と限られています。ぜひ受けてほしいと思います。  時期はいつですか。インフルエンザの接種のように受けられますか。また、申込みは、受け付けは。よろしくご答弁、お願いいたします。  次に、自殺予防支援強化。孤立を防ぐ相談事業についてお聞きします。  新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、自殺者が近年減少傾向だったが、コロナ禍の20年は一転して前年比で908人の増となり、20万1,077人に上った。  世界同時不況を招いたリーマンショック直後の09年以来、11年ぶりにプラスとなり、特に女性や小中高生が多かった。男性は11年連続で減ったが、女性は7,025人で2年ぶりに増え、小中高生も19年比で約4割増の479名となっております。  自殺者増の要因については、コロナの影響による経済的な困窮や外出自粛による不安、ストレスを指摘。女性や小中高生の増加については、生活への影響によるしわ寄せが社会的に弱い立場にある人に向けられ、孤立・孤独化したことが原因ではと推察いたします。  自殺増加率が最も高かったのは神奈川県、それに次ぐ富山県は2番目で、電話相談体制を拡充しております。平日の日中のみの開設をしていましたが、こころの電話相談は、21年度からは休日を含む24時間365日体制になっております。  メールに比べ電話で話すほうが便利と感じる主に60歳以上の世代に配慮したものです。受付時間は、自殺者の多い深夜から早朝にも対応し、相談しやすい環境になっております。民生委員も、ひとり暮らしへの訪問で、孤立化を防いでいるような戦いもされております。  1つ、相談窓口の確保、相談先、知らせる取組についてやっておりますかどうかお聞かせください。
     上市でも、電話相談体制で必要な支援をしているかお聞かせください。  ご答弁、よろしくお願いいたします。 37 ◯議長(松谷英真君) 高慶福祉課長。             〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕 38 ◯福祉課長(高慶 孝君) それでは、まず帯状疱疹の予防接種費用助成に関するご質問にお答えいたします。  帯状疱疹は、議員ご指摘のとおり、水痘・帯状疱疹ウイルスが原因となり、加齢、疲労等で体の免疫力が低下すると、ウイルスが活動、増殖し始め、発症に至ります。50歳以上になると発症率が高くなり、日本では80歳までに約3割の人が発症するとも言われております。  帯状疱疹の予防接種は、平成28年に50歳以上を対象とした任意のものになりました。予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、たとえ発症しても症状が軽く済むという報告があります。  そのため、当町では、予防接種を希望される方の費用負担軽減を図るため、接種対象となる50歳以上の方に対して、予防接種費用を1人1回に限り、上限5,000円助成することといたしました。  助成開始時期や申込み方法につきましては、現在検討中でありますが、決まり次第、町広報やホームページにてご案内いたします。  インフルエンザ予防接種の効果は2週間から5か月と言われており、発症や重症化を防ぐためには毎年予防接種をする必要がありますが、帯状疱疹予防接種の効果は、おおよそ5年から10年と言われておりますので、毎年接種をする必要はありません。  なお、帯状疱疹の予防接種は必ず受けなければならないというものではありませんので、主治医と相談の上、接種されるようお勧めいたします。  次に、自殺予防に関するご質問にお答えいたします。  富山県の自殺者数は平成15年の316人をピークに年々減少し、令和元年には186人まで減少していましたが、令和2年には218人と、全国と比較して高い伸び率となりました。年代別には、20歳代、80歳代、70歳代の順に伸びております。  自殺の原因・動機について、令和2年では健康問題、家庭問題、経済・生活問題の順になっており、これまで上位にはなかった家庭問題や経済・生活問題が目立つ結果となっていることは、新型コロナウイルス感染症の影響が少なからずあるものと思われます。  当町では、町保健センターにおいて、平日の日中に電話や窓口で保健師が健康相談を実施しています。自殺予防に特化した相談ではありませんが、相談内容から自殺のリスクが高いと判断した方については、県中部厚生センターや県心の健康センターへつなぎ、医療面での支援が必要と判断した方については、かみいち総合病院等と連携して支援を行っております。  そのほか、3月の自殺対策強化月間には、県と共催で自殺予防キャンペーンを行っております。例年、町内のショッピングセンターにおいて、自殺予防のための啓発物品や相談窓口等を記載したチラシを配布しておりますが、今年度は新たに上市図書館内で3月の自殺対策強化月間に関する啓発コーナーを設置いたしました。幅広い世代の方に関心を寄せていただくことを期待しております。  今後も自殺予防のため相談窓口の周知や町民の心の健康づくりに努めてまいります。  以上であります。 39 ◯議長(松谷英真君) 8番 伊東俊治君。 40 ◯8番(伊東俊治君) 答弁、ありがとうございました。  帯状疱疹は、こんなにつらいものだと思いませんでした。やった者でなけんにゃ分からんと言われたほど、本当に大変な病気だなというふうに思います。  とにかく私の場合は胸にやりを刺すように、背中からもやりを刺すような痛みが続いて眠れない。だから、去年の3月議会はほとんど休んでいました。  このやりで突くような痛みがひどいものですから、先日も先生から、心臓悪いがじゃないかと。ものすごく動悸も打っているしということで、心臓を相当時間かけて、しっかりと3日に調べてもらいましたところ、心臓には何ら異状はないと。ちょっと心臓が肥大されている状態ですけど、何とかなるでしょうということでしたが、本当にこういう苦しみは少しでも少ないほうがいいので、ぜひそういう傾向にある人は受けていただきたいなと思います。  特に私の場合、おととし、少し年も考えずに動き過ぎたことによって、去年の今頃は相当体が弱っていたんだなと思いました。初めは足に少しかかってきたんですけども、そのうちに胸に来ました。本当に少しでも多くの人が、400人と限られていますが、ぜひ受けていただきたいなと思います。  それと、自殺防止の件ですが、神奈川に次いで2番目という富山県。本当にひどいなと、ぜひ若者の孤立だとかそういうものに手を打っていかなきゃいけないなと思います。  昨年1年間に自殺した小中高生は479人で、前年から見ると140人も増えている。これは、原因は学業不振やその他進路に関する悩みだと。そしてまた、親子関係の不和から来ていることもあるということですので、ぜひ本当に小中高生に対してはしっかり聞いてあげてほしいなと思います。  菅総理が本部長の子ども・若者育成支援推進本部で、子供・若者育成支援推進大綱が正式に今月に決まるというふうにもなっております。また、15歳から39歳の死因の1位は自殺だと。これはぜひとも取っていかなきゃいけない、私たちの苦しみだと思います。  コロナ禍で、昨年は全国の自殺者が11年ぶりに増加したほか、女性では15%増えたと。菅首相は、放っておくと大変な問題になるという危機感を持ち、担当閣僚にいろいろなことを示されたようです。  英国では、2018年には孤立担当の閣僚を設置されたということもやっぱりあります。ぜひとも、それをきちっとやっていただきたいと思います。  生きづらさ感じている人が独りで悩みを抱えずに支援につながっていくように、ぜひともまた上市のほうでもよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。  ありがとうございました。         ────────────────────────            ◇  堀  田  喜 久 男  君 41 ◯議長(松谷英真君) 5番 堀田喜久男君。              〔5番 堀田喜久男君 登壇〕 42 ◯5番(堀田喜久男君) 本日は、通告に従い2件の質問をいたします。  最初に、除雪計画見直しについてであります。  今年1月7日夜から10日午前中にかけ一気に降り積もった雪は、富山で積雪126センチとなり、五九豪雪の122センチを超える大雪となりました。この積雪量が除雪作業に大きく影響し、通行不能やスタック等の発生による大渋滞が県内各地で問題となりました。上市町においても、脇道はおろか主要道路においても、14日夕方まで車両の通行に支障を来す状況が続きました。  このような状況を繰り返さないためにも、まずは除雪計画に問題はなかったのか徹底検証が必要であると思います。1月の大雪後、これまでの検証結果をお聞かせください。  また、その後の大雪に備えて、町直営機械による昼間除雪も実施するよう計画改定したことも町長から発表がありましたが、そのほかに改定した事柄があればお示しください。  次に、町直営並びに民間からの借り上げ機械を含め、今回のような警報級の降雪時には昼間除雪も必要と考えますが、今後の対応をいかがお考えでしょうか。  そして、除雪作業の基本方針にある第1種、第2種、第3種の基準及び目標の見直しは検討しているのでしょうか。  三八豪雪はもはや伝説のように語られる時代になりつつありますが、三八・五六・五九豪雪を肌で感じてきた私と同世代の人にとっては、1メートル越えの雪も騒ぐほどのものではないように感じています。しかし、降雪の少なかった平成時代を過ごしてきた人たちにとっては、大変な思いであっただろうとお察ししているところであります。  特にあの頃と違って、新興団地が急増してきた現在の環境変化があります。主要道路でさえ除雪が遅れた今回の雪の中で、団地内道路は第3種区分とされ、規定では、状況によっては一時通行不能になってもやむを得ないとあるように、今回の除雪作業遅延によって後回しにされたことで苦情が殺到したのではないかと感じています。  このような状況を踏まえ、どのように計画を見直していけばよいのか検討いただきたいと思います。  あわせて、地元の資金協力も必要かと思いますが、融雪も視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。  また、通常は全て上市町道路除雪基本計画に沿って作業を進めているものと思いますが、今回のような緊急時における計画変更や追加措置の指示、命令はどのようになっているのでしょうか。  以上で除雪に関する質問を終わりますが、竹田建設課長に答弁を求めます。  次に、学校再編について質問いたします。  年間出生数の減少により10年前後の未来の姿が見通せる今、学校再編は避けて通れない喫緊の課題であることは言うまでもありません。しかし、現在置かれている一部の小学校を対象とした目先の対応策は非常に危険であると私は考えております。学校再編は五十年、百年に一度の一大事業であると思います。現在は健全でも、いずれ同様の状態が予想される、町内6小学校と1中学校全体を対象に計画しなければならない問題であります。  そこで、小学校再編についてでありますが、現在、文部科学省より、平成27年1月27日付「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引~少子化に対応した活力ある学校づくりに向けて~」という資料を基に検討なされているものと思っております。また、町長の発言にもあるように、今は白紙状態で、幅広い町民からの意見徴集をとの考え方もあります。  現在、ちまたでは様々な憶測や既に決定しているかのような情報も飛び交っているように感じています。このような状況は、長期化すればするほど変な方向に向かいかねないことが懸念されます。  このことを鑑み、早い段階で町としての確固たる未来のあるべき姿、再編構想をしっかり示すべきではないでしょうか。  町内にある現在の6小学校は最終的に何校が妥当なのか、どの学校同士を統合するのか、どの学校に通学することになるのか、どんな交通手段で通学するのかなどを示し、説明、理解を求めていくことが得策と考えます。  また、統廃合と同時に、空き校舎の将来的な利活用計画も示すべきではないかと思います。  これらを踏まえて広く意見を求め、変更修正を加えた上で、まずやるべき優先順位に基づき順次着手していくべきであると考えます。  学校再編は町民にとっても、地域や同窓生にとっても非常に大きな関心事であり、問題であります。ぜひ納得のいく方向性を打ち出していただきたいと思います。議会としても今後早い段階で、様々な意見を出し合い、当局とすり合わせをさせていただきたいと思っているところであります。  中川町長に、今後のタウンミーティング等の意見を踏まえ、町としての方向性を示す時期について、現段階での考え方をお示しいただきたいと思います。  よろしくお願いいたします。 43 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 44 ◯町長(中川行孝君) 学校再編の問題については、これは私が種をまいた問題ですから、職員が堀田議員さんのご質問に答弁書をつくってくれましたが、それをたたき台にして率直に私の思いを述べさせていただきたいと思います。  議会のほうでも、今後、特別委員会の設置等も検討されているというふうにお聞きをしておりますが、また一緒に考える場があればいいなと私も思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。  少子高齢社会が急速に進み、厚生労働省の推計では、昨年1年間の出生数が87万人と、前年度より2万6,000人減少。統計開始以来最低となったという報道がなされております。  このような中にあって、我が町では、かつては中学校で1学年10クラスから11クラスという状況にありましたが、今は4クラスであります。  私の個人的な思いとしては、統合は避けて通れないであろうと考えております。今、50年、100年後を考えて全体像を示せとのことでありますが、今から50年前、今の状況を想像することができたとしたら、私は、町の全ての小学校の改築というのはなかったというふうに思います。また、10年前に今の状況が想像できたら、全ての小学校の耐震化の工事も必要なかったかもしれない。  そういう状況の中で、私の考える統合問題というのは、小規模同士の統合ではなく、小規模校を町で最も大きな学校に統合するとか、小学校を将来的には2校にするとか、そういう方向性を示していく必要があると考えております。  これを考えるときに、教育委員会にお願いしました。教える立場、先生方が1クラスの適正規模をどういうふうにお考えか、意見をまとめてくださいというお願いをしました。そのほかに、判断材料となるのは、保護者の皆さんの思い、それと地域の皆さんの思い、この3つが判断材料としての大きな要素になると私は考えております。これから小学校へ入学するお子さんをお持ちの保護者の皆さんの思いも、もちろん大切だというふうに考えております。  私がこの問題を提起したのは、町民の皆さんに現状をお話しして、町民の皆さん全体でこの問題意識を持っていただく。町民の皆さんの意見を聞きながら、時間をかけて最終的に判断すべきものと思っております。  情報化、デジタル化が進む中で、今後の学校はどうなっていくのか。私も想像がつきませんが、しっかりと我が子、我が孫、そして私たちの地域の子どもたちの将来をどういう教育環境の中で育てていくのかというのは、これは大切な問題であるというふうに考えております。  ですから、統合後の校舎をどういうふうに活用するのかということも大事ですが、それはまた別の次元で検討する余地があると。サテライトオフィス、あるいは高齢者のための集いの場、企業の皆さんが空き教室を使って何かをつくりたいというのも一つの方法かもしれません。  各学校は避難施設として指定されておりますので、お貸しするとき当然制約は受けるわけですが、そういうことも含めて、時間をかけて考えていきたいというふうに考えております。  とにかく3月28日は、町民の皆さんに問題意識を持っていただくと。その後は、地域に出向いて、その地域の状況をお話ししながら、話を先へ進めていきたい。  結論を出すまで1年以上かかる話だと思いますが、1年、2年先をめどにこの取組を結論づけていきたいというふうに考えておりますので、議会の皆さんのご理解とご協力、よろしくお願いを申し上げます。 45 ◯議長(松谷英真君) 竹田建設課長。             〔建設課長 竹田亮成君 登壇〕 46 ◯建設課長竹田亮成君) 除雪に関するご質問についてお答えいたします。  除雪計画として、主要な幹線道路は町直営で除雪を行い、交通量が比較的少ない幹線道路を含むその他の道路については民間協力業者へ委託し、除雪作業を行うこととしております。  1月の大雪は、過去の豪雪時でも例を見ないくらい日中夜問わず雪が延々と降り続きました。そうした中、主要な幹線道路については、日中の除雪作業は交通渋滞等を招くことから実施しないという原則どおりの対応としたため、圧雪や路面状況の悪化が生じたものと考えております。その他の除雪路線については、日中除雪を行っていたにもかかわらず、圧雪や積雪による交通障害が発生したことから、除雪頻度が足りなかったのではないかと考えております。  こうした検証結果を踏まえ、運用を見直し、主要な幹線道路についても試験的に日中除雪を実施しているところであります。  次に、除雪作業の基本方針として、除雪計画路線を第1種、第2種、第3種の3種に分類しております。第1種路線については、バス路線及び主要幹線道路を対象としており、2車線の幅員確保を原則としています。第2種路線については、主要施設へ通じる道路及び通学路を対象としており、1車線の幅員で必要な待避所を設けることを原則としています。第3種路線については、集落間道路を対象としており、1車線の幅員で必要な待避所を設けることを原則とするものの、状況によっては一時通行不能になってもやむを得ないこととしております。  しかしながら、第3種路線も町民の皆さんの生活を支える大切な道路であり、一時通行不能ありきの除雪作業を行っているわけではございません。  議員ご提案の融雪装置につきましては、既存施設の老朽化が進んでおり、更新を優先せざるを得ない状況であります。今後、除雪機械1台が担当する路線延長を短縮し、今までより機動的に対応できるよう努めていきたいと考えております。  なお、今回のような緊急時においても、作業の進捗状況を考慮しながら、担当路線の除雪が終了した委託業者に対し、幹線道路の圧雪除去を指示するなど、できる限り柔軟な対応を取っております。今冬の教訓を生かし、冬期間の円滑な道路交通の確保に努めてまいります。  以上であります。 47 ◯議長(松谷英真君) 5番 堀田喜久男君。 48 ◯5番(堀田喜久男君) 今ほどは、それぞれご答弁、ありがとうございました。  まず、学校再編については、町長も述べられましたように大変厳しい問題でありますが、現状を考えればやはり避けて通れない問題であると、私も認識しておるつもりであります。  ここ、やっぱり二、三年前から見れば、地域の考え方も、こういった情報が飛び交って、何かしなきゃならないんじゃなかろうかというような、意見といいますか、そういった数が増えてきているのは事実かなというふうに肌で感じております。  先ほどの、例えば、統廃合すれば残った校舎をどうするか。今すぐ壊すこともできない。そうであれば、緊急時の有効活用と。当然、防災でありますとか、あるいは交流の拠点にするとか、そういったこともやはり視野に入れて考えながら進めていけば、後々またいい結果も生まれるんじゃないかなと、そんなふうに思いまして提案をさせていただきました。  タウンミーティングでどんな話が出るか楽しみでもあり、そしてまた、いろんな意見が出過ぎて、今後検討していくに、また難しい問題も生じるかもしれませんが、議会のほうでも今委員会をつくって、また話を進めさせていただきたいと。そんなふうにも計画しておりますので、ぜひよりよい方向に持っていけますように、そしてまた、一日も早く町全体の、やはりあるべき姿、構想をはっきりと示す日が来ることを願っております。  それから、除雪についてでありますが、既に、あの大雪後、昼間も除雪をするというふうに指示いただいておりますけども、やはりこういったことは、しっかりとマニュアル化していただければ、緊急時にも即対応できると。そういうことで、また改定もしていただきたいと思っております。  先ほども述べましたが、かつてあった豪雪時、実際もっと多くの雪も降り積もっていたこともありますし、昼夜問わず降り続いたことも私らも経験しておりますけども、こんなような大渋滞になったとかという問題はあまり経験がありません。  それは、1つには建設業者の皆さんの仕事も減り、車両等につきましても減少している。そんな中でやりくりをするというのは大変でありましょうけども、やはり人間の心理として、除雪車が前にいて一生懸命除雪をしていれば、昼間の渋滞等についてもある程度我慢できるんじゃないかなと。  今回の場合、除雪車は来ない。圧雪状態になっている。所々やはり穴が空いていて、そこに前の車がはまってしまったと。実際、うちの前でも、私らも経験ないくらいに、15分、20分と全く車が動かないで大渋滞になったと。そういう光景も今年見られました。  そしてまた、横の道も今まで通れないということはなかったんですが、今年の場合、約1週間、全く車が通れない状態でありました。それは、ふだんあまり通行のないところでありますけども、私のところに寄せられた苦情も、団地の皆さんからありまして、かつての五六や五九のときにはそんなにたくさんの団地もなかったわけですが、今回は雪のやり場がない。そういった団地の除雪が遅れたということで、多少の地元負担もあるかもしれませんが、場合によっては、そういったところにも消雪装置の検討、見直すとか、あるいは設置を促すとか、あるいはまた、公助だけではやりきれない、地元の協力も仰いで、先ほどの酒井恒雄議員のときにも除雪機械の貸与という話もありましたけども、そういったことも踏まえて、やはり何らかの形で生活路線を守ってあげればいいんじゃないかなと。そんなことで提案をさせていただいたわけであります。  どうか今後ともまたしっかりと緊急時には適宜的確な指示をいただきたいと同時に、今回問題になったところも、何らかの形でまた改良していただくように進めていただきたいと、このように思います。  これで私の質問を終わります。  ありがとうございました。
            ────────────────────────             ◇  成  川  友  仁  君 49 ◯議長(松谷英真君) 4番 成川友仁君。              〔4番 成川友仁君 登壇〕 50 ◯4番(成川友仁君) 通告により、3件の質問をいたします。上市町の連携協定について、小学校のあり方について、それから地鉄の上市駅についてです。  それでは、1つ目の質問、上市町と学校や企業との連携可能性について、企画課・碓井課長にお尋ねします。  今年1月、上市町と富山福祉短期大学が包括連携協定を結びました。観光振興などに関わる取組を進めるとのことです。  第1点、連携協定の取組についてお尋ねします。  このような連携協定は、学校のほか地域の金融機関などとも結んでおります。それぞれどのような協定内容で、いかなる取組実績があるか伺います。町の公式ホームページからは、かかる情報の一覧をたどれないようです。  また、観光や福祉を学ぶ大学、短大や専門学校等、県内外に数多くある中で、富山福祉短大を連携先に選んだのはどのような理由でしょうか。  第2点、一般町民が受ける便益について伺います。  今年2月、富山福祉短大の学生たちが町内を巡る観光プランを提案したとのことです。ただし、発表会の出席者は役場の幹部や担当の職員が主であって、住民には開かれていないようです。  私は以前、立山町と連携協定を結んでいる大学の学生たちの発表を傍聴したことがあります。これはインカレ・コンペと呼ばれる、所属する学校別に提案内容を競う公開審査会の場であります。  また、昨年10月、富山県町村議会議長会の研修で講演した金丸弘美さんは、富山大学と魚津市、高岡市との包括協定に基づく取組を紹介されました。例えば、魚津市では魚津三太郎塾として一般市民が参加できるビジネス勉強会を開いています。  このような立山、魚津などの事例も参考にしつつ、一般町民も便益を受けられる仕組みはつくれないか伺います。  第3点は、連携先になり得る学校や企業についてお尋ねします。  複数の学校や企業等と協定を結んだり、関わりを持つ自治体は珍しくありません。上市町が連携を一層豊かにする可能性を問います。  以下、有望な連携先として考えられる候補を列挙します。  まず、今年久々に箱根駅伝で総合優勝を果たしました駒澤大学は、中川町長の母校と伺います。  2つ目に、名誉町民の福井直秋さんが創設した武蔵野音楽大学は、40代後半の若いひ孫が新しく学長に就任して、身軽な動きが期待されます。  そして、上市町出身の細田守監督が所属するスタジオ地図は、今年夏に新作アニメーション映画「竜とそばかすの姫」の公開を予定しておりまして、地元での催事にも大変協力的であります。  以上、第1点の質問です。  2つ目の質問、上市町の小学校のあり方を考えるという題で伺います。  1つ目の視点、第1点は町民が判断の根拠にできる情報の提示をということでお尋ねします。  来る3月28日、先ほど答弁にもありましたように、北アルプス文化センターで、小学校のあり方を主題とするタウンミーティングが行われます。公式ホームページによりますと、上市町の「小学校の適正規模等への見解」を取りまとめた文書を掲げております。  今年1月の議員全員協議会では、現在の法制度、法律の問題や今後の予算面、予算的な課題に言及しつつ、さらに踏み込んだ議論の前提となる数字も配布資料で明らかにされました。  ここで、いわゆるエビデンス、すなわち客観的な根拠に基づく政策の形成という観点からも、どうしたらいいかの判断の根拠になる情報は事前に提示されるべきと私は考えます。タウンミーティングの参加者にも十分な現状認識を持って臨んでほしいですが、当局の考えはいかがでしょうか。  第2点は、役割が相違する地区の住民説明会と町全体のタウンミーティングという観点でお聞きします。  第1点の質問は、教育委員会事務局・廣田局長に尋ね、第2点は総務課・中村課長にお尋ねします。  私は、2017年の秋、富山県立高校の再編に関する意見交換会に一般参加しています。これは新川文化ホールで行われ、主に新川地域の高等学校の再編が論点となりました。  100名を超える出席者から発せられる様々な意見に対して、当時の教育長が1人で回答されました。生徒の学習環境の充実が再編の理由であって、再編となる対象校は決まっていないと繰り返す教育長に対して、我が地元の高校がなくなるのかと、その一点をただす出席者とで、議論は終始平行線をたどりました。  この高校再編の事例からうかがわれるように、大きなホールで行う意見交換会は地域の大きな将来像を描く場でありまして、既に方向性が決まった事柄を論じるのは当該地区の小規模な住民説明会がふさわしいと存じます。  開催の方法にかなった議論が行われますよう、来るタウンミーティングでは、上市町の小学校がどのような将来像を描き、また地域の教育がどのような将来像を描くのか理解できる機会となってほしいと思います。当局の考えはいかがでしょうか。  3つ目の質問は、上市駅の開通90周年に向けてと題してお尋ねします。  富山市街から上市へ至る富山電気鉄道、これは現在の富山地方鉄道ですが、それが開通して今年で90年を迎えます。そこで、現在の地鉄上市駅で90周年イベントを計画していると伺いました。  開通記念といいますと、滑川方面から上市へ至る立山軽便鉄道、これは2013年の6月に開通100周年を迎えております。私が議員になる少し前のことですが、イベント等はあまりぱっとしなかった記憶がございます。富山の鉄道史をまとめた桂書房の『鉄道の記憶』という本がございますが、その著者の方の提案も実ることはなかったとありました。  この2013年との違いは、例えば北陸新幹線、富山が開業しました。また、富山ライトレール、地鉄の運営になりました。さらに、情報端末、スマートフォンなどが普及し、とやまロケーションシステムという、公共交通の場所を随時把握できるような、そういったサービスも導入されております。このように、公共交通は前向きな話題に事欠きません。  今回の開通記念では、ぜひとも地鉄ならでは、上市ならではの試みが欲しいと思いますが、どのような取組を予定しているかお尋ねします。  私の質問は以上です。 51 ◯議長(松谷英真君) 中村総務課長。             〔総務課長 中村政一君 登壇〕 52 ◯総務課長(中村政一君) それでは、私のほうからは、今月28日に開催される小学校のあり方についてのタウンミーティングに関するご質問にお答えをいたします。  今回開催するタウンミーティングにつきましては、少子化が進み、児童数が減少していく中、今後小学校がどのようにあるべきかということについて、町内全域の皆さんに問題意識を持っていただくことを第1の目的としております。  その上で、参加された方々からのご意見を幅広く頂戴したいと考えております。  その後、議論の状況を踏まえ、必要と思われる地区を特定し、ご意見を伺う考えであります。  今回は、新型コロナウイルス感染症対策として、やむを得ず入場者を300人に制限しておりますが、できるだけ多くの方にご参加いただきたいと考えております。 53 ◯議長(松谷英真君) 碓井企画課長。            〔企画課長心得 碓井秀樹君 登壇〕 54 ◯企画課長心得(碓井秀樹君) まず最初に、町と学校や企業との連携に関するご質問にお答えいたします。  本町におきましては、電力会社や町内の新聞販売所、郵便局など16社との高齢者見守り協定、県内外の5自治体と民間企業41社との災害時協定、それと金融機関2社、生命保険会社1社との、地方創生の推進やまちづくりに関する協定を締結しております。  連携協定に基づく取組としましては、例えば高齢者見守り協定におきましては、独居老人宅の異変情報を随時町へ提供してもらっておりまして、迅速な対応につなげております。また、災害時協定におきましては、段ボール製品を販売するサクラパックス株式会社から防災訓練で使用する段ボールベッドの提供を受けておりますし、地方創生に関する協定におきましては、町の特産品を北陸銀行の上市支店で、お客様の粗品として採用してもらうなどの実績がございます。  なお、現在、富山信用金庫とサテライトオフィス誘致に関する協議を進めているほか、富山第一生命とは、保険外交員さんによります町のスポーツイベント等のチラシ配布をお願いする予定といたしております。  富山福祉短期大学との連携につきましては、本年度に大学コンソーシアムに対しまして、「アニメを通じた町の活性化」をテーマとした事業の実施をお願いしたところ、富山福祉短期大学の国際観光学科に担当してもらうことになったことがきっかけであります。  町としては、この取組を1年だけで終わらせるのはもったいないと考えておりまして、その旨を大学へ相談しましたところ、大学側の考えとも一致しましたことから、本年1月の連携協定締結に至ったものでございます。  本年度の学生さんからの企画提案発表会につきましては、町の研究委託事業の一環として実施しておりまして、一般の町民の皆様には開催の案内を致しておりませんでしたが、学生さんたちからの提案が素敵なものでございましたことから、後日、町の広報やケーブルテレビ等におきまして情報提供を行ったところでございます。  新年度からは連携協定に基づく大学との取組が本格的に始まりますので、学生の活動を町内に広く周知し、多くの町民や事業者の皆さんを巻き込んだ企画にしていきたいと考えております。  また、今後新たに学校や企業との連携を考えるに当たりましては、どういった成果を期待するのかをよく考える必要があると考えておりまして、そういった意味におきましては、近年、スタジオ地図との連携を強化してございます。  地鉄上市駅のホームに「おおかみこどもの雨と雪」の大型看板を設置しましたほか、新年度から運行を開始します町営バス、コミュニティバスのラッピングにも採用しております。  そして、何よりもスタジオ地図との連携の中で一番大きなものは、新年度からスタートいたします第2期上市町まち・ひと・しごと創生総合戦略を「おおかみこどもプロジェクト」としまして推進することであります。これは、当町出身の細田守監督や作品の知名度を町のイメージアップと活性化につなげていくことを期待してのことであります。  また、今年の夏には細田監督の新作映画公開が予定されておりまして、さらに来年におきましては「おおかみこどもの雨と雪」の上映10周年を迎えます。そういったことから、これらの関連イベントを必ずや実現する意気込みでありまして、今後スタジオ地図との連携をさらに深めていきたいと考えております。  最後になりますが、上市駅の開通90周年イベントに関するご質問にお答えいたします。  富山地方鉄道上市駅は、90年前には現在の上市図書館付近にありまして、現在の上市駅は上市口駅と呼ばれておりました。その後、鉄道事業の変遷によりまして、図書館までの路線が廃線となりましたが、当町は90年の時を富山地方鉄道とともに歩んでまいりました。  現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響が公共交通に大きな影響を与える中でございまして、町では、持続可能な地域公共交通体系の維持と活性化を図る必要があると考えておりまして、今回、富山地方鉄道の協力を得まして、これまで町民の足となってきた歴史とその重要性を振り返りながら、公共交通の需要を喚起するイベントを実施しようと考えてございます。  具体的には、例年11月第2週に開催しております「上市えきなか古本市」と同日に実施する予定としておりまして、上市駅前の地下道を利用して、これまでの歴史を振り返るデジタル技術を活用した展示会のほか、以前の上市駅付近でありました上市図書館における鉄道特集コーナーの設置などを考えているところでございまして、今後さらに魅力的な取組を検討してまいりたいと考えております。  また、本イベントは、町で初となりますクラウドファンディングを利用して事業費を確保することとしております。クラウドファンディング実施の際には、議員の皆様方におかれましても、SNS等でPRしていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 55 ◯議長(松谷英真君) 廣田教育委員会事務局長。           〔教育委員会事務局長 廣田泰三君 登壇〕 56 ◯教育委員会事務局長(廣田泰三君) 小学校のあり方を考えるタウンミーティングに係る情報提示に関するご質問にお答えします。  今月28日に開催するタウンミーティングについて、町教育委員会としてお示しした「小学校の適正規模等への見解」と「学校規模によるメリット・デメリット」を事前資料として、既に町ホームページに掲載しております。  議員ご指摘のとおり、限られた時間の中で有意義な意見交換を行うためには、参加される町民の皆さんに事前データを提供しておくことは望ましいことと思いますので、当日に説明する予定としていた児童数の今後の推移に関する資料についても、早急に町ホームページに掲載したいと考えております。 57 ◯議長(松谷英真君) 4番 成川友仁君。 58 ◯4番(成川友仁君) ご答弁、ありがとうございました。  この3つの質問は、いずれも、今までにない新たな取組という観点であるかと思います。  1つ目の学校などとの連携についてですけれども、福祉短大をはじめ、今後も継続的に取組を進めるということであれば、ぜひ町の広報紙なりホームページなりに、定期的に取組の成果なり実績なりを掲げてほしいなというふうに思います。よろしくお願いします。  3つ目の上市駅の開通90周年ですけれども、古本市や図書館、またクラウドファンディングの活用も予定しているということです。  ご答弁の中で「持続可能な」というキーワードがありましたけれども、ぜひとも、公共交通というのは持続可能な開発目標、いわゆるSDGsに通じるということで、大切にしてほしいなと思いました。  それから、1つ戻りまして小学校に関してですけれども、答弁によりますと、タウンミーティングでの意見なりを踏まえて、具体的な地区を特定して、さらに詳細なといいますか、具体的な話を進めるということですけれども、先ほどの堀田議員さんの質問に対する答弁の中で、どうも中川町長の胸の中には、個人的な意見であれ、方向性がもう決まっているかなという点もあります。  そういうわけで、ちょっと齟齬が、食い違いがあるように思いますので、今度の意見交換会では、地域の大きな将来像、どういった教育にするかといったことも話し合ってほしいなというふうに思います。  それから、タウンミーティングというのは、ほかの自治体、富山県、あと滑川市のタウンミーティングにも、私、傍聴に行ったことがありますけど、どちらかといいますと、これまでの具体的な施策、こういう施策をやっていました、こういう取組をしてきましたと、過去の実績に対して意見をくださいと、要望はないですかというミーティングが多いと思いましたけれども、上市町のこの学校のミーティングは、将来どうしていくのかなといった、これからの政策をまとめる難しさがあると思いますので、一般的なタウンミーティングと違う課題もあるのかなと。  ぜひ模索して、私たち議員もそういった実りのある意見交換会、説明会なりができるように協力したいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  私の質問は以上です。 59 ◯議長(松谷英真君) 午後1時まで休憩いたします。                               (午前11時54分)         ────────────────────────                               (午後 1時00分) 60 ◯議長(松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ────────────────────────             ◇  勝  戸     謙  君 61 ◯議長(松谷英真君) 7番 勝戸 謙君。              〔7番 勝戸 謙君 登壇〕 62 ◯7番(勝戸 謙君) 通告に従い、2点の質問を行います。  まず1点目は、各種検診・健康診査の国民健康保険加入者30歳代受診率向上についてであります。  2月15日、令和3年度の予算大綱が発表になりました。その中でも私的に目にしたのが、毎年実施されている検診と健康診査の国民健康保険加入者の30代受診率の向上の推進がありました。健康管理は個々人が行うのが当たり前ですが、受診機会を逃しやすい国民健康保険加入者の方は、受診率が低い傾向になりやすいのではと思います。  私自身、現役時代は会社で1年に1回健診を受けていました。現在の国民健康保険加入になってからは、町からの通知を見て受診をしています。より受診率が向上し、健康で元気に、病気に負けないように暮らしていきたいものであります。  そこで、まず1点目、検診・健康診査項目はどれぐらいあるのか。2点目、年齢別の受診率はいかがなものか。3点目、この30代の受診率アップの取組をどのように進めるのか、高慶福祉課長に、答弁よろしくお願いをいたします。  次に、2点目の質問であります。  10月16日任期満了となります町長選挙について、中川町長の現在のお考えをお伺いしたいと思います。  平成29年10月に就任され、はや1期も最終年に入っています。「安全・安心のまちづくり」のスローガンの下、町民の幸せのため町政政策を推進してこられました。  スマートインターチェンジ開通後の周辺整備、デマンド交通のさらなる推進と普及、企業誘致対応の工場団地事前造成等々、1期目公約も含め着々と実現に向かっていますが、反面、最近では小学校のあり方が問われている非常に難しい時期でもあります。
     ここはぜひとも中川町長が、2期目をお受けいただくことが最良かと考えます。2期目の出馬について、ご答弁をお願いいたします。  ここまでは通告文書でありますが、お許しをいただきまして、昨日の新聞報道がありましたので、改めて再選出馬表明をお願いできれば幸いかと思います。  以上、2点についてよろしくお願いをいたします。 63 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 64 ◯町長(中川行孝君) 早いもので、任期もあと半年になりました。職員として、そして副町長としての期間、その期間と全く違った緊張感の中での3年半でございました。「あなたに笑顔を届けたい「健康家族と安全・安心のまちづくり」」をスローガンに町政を進めてまいりました。  健康家族を目指して、がん検診の受診率向上対策の推進、国民健康保険税の単純平均、1世帯当たり1万円余りの引下げ、保育料の全ての階層における引下げ、病児保育の立山町、舟橋村との総合利用の推進、給食助成費の引上げ、スマートインターチェンジの開通、自由乗降区間の開設やデマンドバスの運行など公共交通の利便性の向上対策の推進。令和3年度予算では、保育料は3歳未満児の同時入所要件を撤廃し、第2子単独入所時の保育料半額助成、小中学校の給食費については3人同時就学要件を撤廃し、第3子以降は全て無料とすることとしたところであります。  一方、何よりもショックだったのが、全国の公的病院の再編・統合病院として、かみいち総合病院の名前が挙がったことであります。何の前ぶれもなく発表されたことに強い憤りを感じました。  昨年1月、そして2月、お招きいただいた五十数か所の新年会の挨拶は、上市町に総合病院があることの意義と、何としても総合病院を守り抜くという強い決意の表明でした。反響は大きく、がんばるかみいち総合病院応援プロジェクトを立ち上げましたが、折しも新型コロナウイルス感染症の拡散時期でありました。不足していたマスクやガウン、消毒液など多くの物資をご寄附いただき、医療スタッフへの激励の多くのお便りをいただきました。さらに、応援基金への寄附金も2,500万円に達するなど、その反響の大きさに驚くとともに、感謝に堪えません。  また、現在の上市町になって間もなく70年になろうとしている中で、昭和40年代には2万5,000人余りの人口でしたが、昨年12月末に2万人を割り込みました。私の力不足と、深くおわびを申し上げる次第であります。  かねてから「政治家は出たい人より出したい人を」というのが私の思いであります。今、小学校の統合問題を提起しました。この問題も含め、これまで私をご支援いただきました皆様から、引き続き町のために汗をかけという声をいただいておりますことから、町民の皆さんの満足度のさらなる向上を目指して努めていきたいというのが現在の心境であります。  第8次総合計画の推進、公平公正な町政、そしてさらなる満足度の向上に努めてまいりますので、町民の皆さんのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げるところであります。  よろしくお願いいたします。 65 ◯議長(松谷英真君) 高慶福祉課長。             〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕 66 ◯福祉課長(高慶 孝君) 国民健康保険加入者の各種検診・健康診査に関するご質問にお答えいたします。  現在、国民健康保険加入者の各種検診・健康診査は40歳以上を対象に実施しております。  まず、検診・健康診査項目につきましては、血圧測定、血液検査、尿検査などを行う特定健康診査のほか、各種がん検診をはじめ、肝炎ウイルス検診、歯周疾患検診、骨粗鬆症検診といった検診を実施しております。  次に、年代別の受診率につきましては、5歳刻みで主だった検診項目の令和元年度の状況を申し上げますと、特定健康診査では、70歳から74歳までが47.1%、65歳から69歳が43.6%、60歳から64歳が34.9%、55歳から59歳が27.8%、50歳から54歳が27.0%、45歳から49歳が15.3%、40歳から44歳が11.0%と階段状になっています。  肺がん検診では、70歳から74歳までが57.6%、65歳から69歳が47.8%、60歳から64歳が40.8%、55歳から59歳が38.8%、50歳から54歳が26.8%、45歳から49歳が21.9%、40歳から44歳が17.6%と、特定健康診査と同様の傾向にあり、他のがん検診も含め、若い年代ほど受診率が低い状況になっています。  このため、より若い世代から健診の機会を設けることにより、健診受診の習慣づけを図ることを目的に、新年度から、新たに上市町国民健康保険加入者の30歳代全員、約220人を対象に「30歳代健診」を実施いたします。  この30歳代健診につきましては、特定健康診査と同じ検査項目を予定していますが、40歳代以上の特定健康診査は、通常6月から10月までとなっている受診期間を少しでも延長できないか検討しております。さらに、未受診者には電話や訪問による受診勧奨を行うなどして、受診率アップにつなげていきたいと考えております。  こうした取組によって、毎年1回は必ず検診・健康診査を受診する習慣が町民の中に定着していくよう、今後とも努力を重ねてまいります。  以上です。 67 ◯議長(松谷英真君) 7番 勝戸 謙君。 68 ◯7番(勝戸 謙君) 今ほど答弁、ありがとうございました。  特に町長さんには、力強い2期目の決意表明であったかと思います。引き続き4年間担当されますよう、私のほうからもお願いします。  議会もこぞって中川町長の応援、間違いないと思っておりますので、会派では確認は取れておりますが、ここにとどめさせていただきますが、今後とも、選挙も長丁場になりました。体に気をつけられて、このコロナ禍の選挙の進めにくい時期でもありますが、私たちの最大限の応援をするつもりでありますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  それと、健康診断であります。  私、冒頭で、何で予算大綱の日を上げるがよと疑問に思われたろうと思うがやちゃ。私の大切な友人が10日間で亡くなりました。2月6日の夕方に本人と、ちょっと所要があってお話をさせていただきました。声では病気は分かりませんでした。「また、コロナ収まったら、寄って一杯飲まんまいかのう」と言うたがが最後の話でありました。  5日空けて、建国記念日の夕方であります。おらの友人から、「おい、マサオが亡くなったがい」。私ら、70過ぎても名前で呼び合っておるがですね。私も、ちなみに75になりましたが、いまだに「謙ちゃん」で通るがで。  そういうことで、マサオが亡くなったがやと。「何を言うとるがよ。5日前に話ししておったがよ」と言ったら、「いや、本人は言わんかったけども、大分弱っておったがよ」。  その言葉があって、お通夜、葬式を済まして、15日の予算大綱でこの項目をちっちゃく見たときに、これは年齢問わず健康には気をつけてもらわんと、こういう悲しい目に遭うがか。まだ私も若うございますから、大切な人だと思ったら、余計に健康について、あの行がぱっと目についたわけであります。  それで、こういう質問になったわけでありますが、私も20代の後半、それから30代の前半だったと思うんですが、先ほどありました特定健診の中の血液検査の1項目、いわゆるγ-GTPの数値で、会社のほうから、「おまえ、さ、要精検が出ておるから、病院へ行って診てもらえ」。「何のことですか」と。「いや、血液だから分からんわ。何のせ、行け」。「はい」と言って。再検査を受けて、先生のお話を伺ったら、いまだに守っております。「あなた、週に3日ほど酒をやめりゃ、この数値は下がるぞいね」と言われたのがγ-GTPであります。  そういうことで、若いときから健診を受けてそういう知識を植え付けていただくと、健康についても気を配る体質といいますか、構えができるんじゃないかと思いまして、より若い人が、せっかく町でこういう健診事業をやっておりますので、受診率を上げて「自分の体は自分で守る」というふうに生活していただければと思いますので。  私の質問を終わります。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  碓  井  憲  夫  君 69 ◯議長(松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。              〔10番 碓井憲夫君 登壇〕 70 ◯10番(碓井憲夫君) 通告に従いまして、2件の質問をさせていただきます。  最初に、除雪の質問であります。  今年の大雪は、ハウスの倒壊、雪に閉ざされ外出不能になる虚弱な世帯が続出するなど、災害に相当するものであります。除雪など対応に追われた担当課の職員のご労苦は大変なものがあったと思います。  閉じ込められた虚弱な高齢者・障害者世帯の支援には、建設業者、町の職員だけでは対応できず、シルバー人材センターや農家のトラクターでの除雪支援で助かった世帯も多くありました。  こうしたトラクター所有のこの冬場の農家の方が、今後もお役に立ちたい。町に申し出たいと。こうした方々が何軒もあります。  そこで、こうした方々の有償ボランティア支援体制を町で登録、確立する。このことを提案いたします。  2点目に、先ほどから何回か論議がありました学校統廃合の問題です。  少子化、人口減は社会的な課題になっております。そのことをどうするか、前向きに取り組む確固とした政策が求められております。しかし、残念ながら仕方がないとか、公的施設の統合、総合病院の統廃合もそうです、国が言っているのも。こうした消極的な施策が目につきます。  各地で学校の統廃合の論議があります。今、小矢部でも審議会がつくられております。ここ数年前、魚津でも統廃合が行われました。  上市町はちょっと違うんです。市町村合併に応じず、また白萩や陽南校区に若者住宅を造って学校を守ってきた。これは、全国ではそんなに聞いたことがありません。  中川町長もそうした姿勢を守って、地域の要望、意見がない限り、学校の統廃合には踏み出さない。こうした議会答弁も、つい数年前に残っております。これがいつトーンダウンしたのか、私も首をかしげております。  子どもの安全、成長に適した教育環境を一番考え、認識しておられるのは学校現場の教職員、そして小学生を持つ父兄ではないでしょうか。  学校の統廃合は、そろばん勘定ではなく、こうした学校現場の意向に従ってほしい。これが2点目の質問であります。  答弁、よろしくお願いします。 71 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 72 ◯町長(中川行孝君) 今ほど碓井議員さんがおっしゃったとおり、私も29年、この立場に立ったときに、学校は地域の核であるということで、統合は避けるべきだという思いで仕事をしておりました。しかしながら、その後いろんな数字を見ていく中で、町民の皆さんに去年の1月、初めてその話を何か所かでさせていただきました。  この問題を提起したときに、判断する材料として3つの条件、先ほど堀田喜久男議員さんのご質問のときにお話を申し上げましたが、教える立場から見た1クラスの適正規模、2つ目に保護者の皆さんの思い、3番目に地域の皆さんの思いと。この3つが判断材料の主なものであるというふうに、これまで話をさせていただいております。  教える側から見た1クラスの適正規模につきましては、教育委員会のほうで聞き取りをして、まとめてくれました。ほぼ20人前後というものでした。後の、保護者の思いと地域の皆さんの思いについては、3月28日に予定しております考える会を皮切りに、今後お聞きする機会があるものと考えております。  そのためにも、これから小学校に入学する保護者の皆さんの意見も大切だと考えております。積極的な参加を期待するところであります。  さきに全員協議会の席において、統合に係るメリット、デメリットもお示ししたところであります。町のホームページでも公開しておりますし、先ほど教育委員会の事務局長からも話したとおり、ホームページに児童数の推移の資料も追加してお知らせをすることとしております。  地域の皆さんの思いにつきましては、学校は校区の皆さんにとって核であると。地域のにぎわいの拠点であるというのが自然であります。新聞でも報道されましたが、富山市の八尾中学と杉原中学を統合して、来年、新八尾中学として開校すると聞いております。また、水橋地区の7つの小中学校の統合が予定されておりますが、この2つの統合の問題は、地元の自治振興会の皆さんからの提案がきっかけであります。  我が町の場合、地元の皆さんがどのような考え方をお示しになるか推測はできませんが、いずれにしても、我が子、我が孫、我が地区の子どもたちの将来のことをみんなで考えて、曇りのない目で子どもたちの成長を、教育環境をつくってやっていく時期が来たと考えております。ご理解をいただきますようにお願いをいたします。 73 ◯議長(松谷英真君) 高慶福祉課長。             〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕 74 ◯福祉課長(高慶 孝君) 高齢・障害者世帯向け除雪支援チームの確立に関するご質問にお答えいたします。  今年の冬は、富山県が4市に災害救助法を適用する大雪となり、当町においても、交通、生活等に多大な影響を受けました。  例年、積雪が多いときには、ひとり暮らし高齢者や障害者等から町に除雪の相談が寄せられるため、高齢者宅等の宅地内除雪や屋根の雪下ろし作業を受託できる上市建設業協会加盟の事業者名簿と町シルバー人材センターのチラシを町ホームページに掲載し、情報提供に努めてきたところであります。  しかしながら、今年1月の大雪は、短時間に多量の積雪があったため除雪が間に合わず、外出が困難となった一般の町民からの問合せも多数ありました。  リストに掲載されている事業者からは、道路除雪等に追われ、個人からの依頼に応じる余裕がなかったと聞いております。今後、このような災害級の豪雪があった際の対応を考えていく必要があると痛感しております。  議員ご提案のとおり、地域にある人材や資源を地域の共助につなげる方法として、これまでリストアップしていた事業者やシルバー人材センター以外にも、有償で近隣の除雪作業を請け負うことができる方々に名簿登録していただくことを検討していきたいと考えております。  以上であります。 75 ◯議長(松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。 76 ◯10番(碓井憲夫君) 名簿登録、前向きに、ありがとうございます。  学校の統廃合ですけど、中川町長は今、2期目の出馬に、住民に笑顔を届けたいと言われましたね。それで、2期目の課題で統廃合もあると。学校の問題があると。学校なくして、私は南加積小学校で、南加積小学校が頑としてありますけれど、今現在まだしっかりしておりますね。南加積小学校がなくなって、笑顔が届けられるでしょうか。  西部小学校の卒業式がつい先日ありまして、そこの親御さんが、6人しかいない、6人の卒業生だから、こんな立派な、涙が出るような卒業式ができたと、フェイスブックについ先日、載っておりました。  今、町長は20人前後と、適正はね。いや、この6人だからよかったとフェイスブックは載って……。20人前後というのは、どこで根拠があるのかなと。  文科省は35人学級と言っていました。私は、これは適正だと思わないんですよ。お金の問題かなと。経費の問題で35人とか複式学級と言っておられるのかなと思いますよね。  子どもに対して、お金をけちったら駄目なんですよ。かつて新潟の藩で、米百俵をみんな子どもに使ったと、教育に使ったという歴史的な話もあります。  昔、私も南加積小学校におったとき、山加積小学校と統合しました。小学校6年生のときに、私のクラスは50人いましたね。山加積から十数人が登校しました。そのときに、まだそのほかに五位尾分校とかがあったんですよ。五位尾とか護摩堂があったんですよ。山加積小学校にスポーツにおいても、学力においても平均的に全くかなわんがですよ。小さい学校が競争力がないとか、体力がどうのこうのとか、切磋琢磨できないんじゃなくて、小さい学校が強いんですよね。  上市からも、大分前ですけど、学校へ行けなくなって舟橋へ転校したり。そしたら元気になって、ちゃんと高校へ行ったと。  舟橋中学校は、上市中学校に、私は勝っても劣るとは思っていないんですよ。昔から、伊折分教場なんかは、みんな複式学級だったですね。五、六人の生徒がひしめいて、みんながクラスの担い手で、みんなでクラスを進める。こういうところは、みんな立派な社会人として育っておられるんですね。  バスで、なら南加積から上市のほうへ通えばいいじゃないかと。私は、いろいろ聞いていますと、子どもは歩いて学校へ通ってこそ郷土愛ができて、やがて高校を卒業して東京へ行っても、また郷土へ帰ろうという気が出てくるんじゃないかと思いますね。みんな地域で守って、学校へ通うと。こういうことだと私は思うんですね。  私は今日の質問の前に、先生方にできるだけ意見を聞きました。誰一人として統廃合に賛成する人はいなかったですね。皆さん、何が複式学級が悪いのかと。少人数学級はどこが悪いのかと証明していただきたいと、みんな先生方は言っておられましたね。何の実証もないと。  そういうことを私は聞いて確信を持ちました。今、統廃合は避けるべきだと。これが私の思いです。  これで質問を終わります。 77 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。 78 ◯町長(中川行孝君) 申し上げておきますけども、ほぼ20人という結果は、これは現場の先生方の意見を集約した結果、大半がそうであったということで、私がそう言っているわけじゃないです。これは、はっきり申し上げておきます。誤解のないように。  碓井議員さんは、現場の先生方の意見を尊重せいとおっしゃっていますが、20人前後というのは現場の先生方の意見でございますので、ひとつ誤解のないようにお願いを申し上げます。         ────────────────────────             ◇  伊  井  勇  治  君 79 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。              〔3番 伊井勇治君 登壇〕 80 ◯3番(伊井勇治君) 皆さん、こんにちは。  新型コロナウイルス感染症予防のワクチン接種が始まる時期を迎えて、感染症が終息することを願うばかりであります。  また、新年度予算が上程され、今後の町の取組について伺いたいと思います。  私は今8番目でありますから、さきの議員の皆さんと相当内容がかぶることもあるかと思いますが、通告に従い一般質問いたします。  大きく3点ありまして、まずは新年度予算についてであります。  「つながる・にぎわう・ささえあう上市」として、新年度予算が立案されております。町の人口減対策をにらみ予算化されていると思われますが、人口を維持するには、町の魅力を高める必要があります。
     人が生きるため、衣、食、住が必要でありますが、今の上市町には、医療の充実、職業の充実、空き家を含む住居の充実が求められています。新型コロナウイルス感染症による住民生活が巣籠もり状態になっており、人と人との触れ合いの機会が大幅に減ってきています。  住民は、一生懸命仕事を行い、休みにはにぎわいを求めています。日頃から近くの公共施設が身近に使用できることも必要と思います。  なお、新年度予算は、これらの充実に配慮した予算と評価しますが、個々の内容について質問いたします。  まず、1つ目、北アルプス文化センターの改修が見込まれております。完成後はホール、ロビーを町民に開放し、にぎわいを提供してはいかがかと思います。  2つ目、魅力あるふるさとづくりの一環として、富山福祉短期大学と連携し、地域資源の活用を進めていますが、どのような成果を目指すのか伺いたいと思います。  3つ目、地方創生推進交付金の活用による移住交流促進事業の居住施設整備で、かみいち総合病院の医師住宅とあります。将来の医師確保に向けては問題ないのでしょうか。または、空き家を探し、整備する方法はないのか伺います。  以上、町長の答弁を求めます。  大項目2つ目、新型コロナワクチン接種についてであります。  新型コロナウイルス感染症対策としてワクチン接種が日本国内で開始されました。町報では、先ほど酒井桂之議員も申されたとおり「上市モデル」としてイメージを知らせていますが、その方法等を具体的に伺います。  また、今回は中新川の仲間として舟橋村の村民も合わせて接種されるとのことであり、混乱しないようするため、以下の質問をいたします。  1つ目、対象者への連絡方法はどのようにしますか。コールセンターの体制はどのようにしますか。介護を必要とする方やその家族の取扱いはどうされますか。舟橋村との具体的な連携はどうされますか。  以上、副町長の答弁をお願いいたします。  大項目、最後、3つ目でございます。除排雪でございます。  先ほど来、今年の大雪でいろいろありましたが、やはり昨年、線状降水帯ということで大被害をもたらした地方、九州地方なんかは多くありましたが、今回は連続降雪帯の通過であり、日中に降り続いた結果、スタックした車が発生し、数日間生活に大影響を与えました。  県内同様のことであり、上市町だけではないと言われれば、それで終わりとなりますが、上市町では、かみいち総合病院があり、内臓疾患の透析治療も行っています。  また、新型コロナウイルス感染症の影響で巣籠もりする家庭が多く、特に高齢者は買物難民になっています。  3年前も同様の大雪に見舞われたことを思い浮かべますが、富山県は雪国であり、毎年あるものと思う必要があります。  そこで、今後の対策を踏まえ、また2つほど伺います。  かみいち総合病院周辺の道路に消雪装置ができないかということであります。2つ目、買物難民をつくらないためにも、商業施設周辺に消雪装置を確保できないかを伺います。  以上、副町長の答弁を求めます。  よろしくお願いいたします。 81 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 82 ◯町長(中川行孝君) まず、文化センターの活用についてでございますが、昭和60年9月の開館以来、芸術文化の推進、発展の拠点として、教育文化活動やコミュニティーの場を提供してまいりました。  今回の改修につきましては、開館35年を経過し、老朽化している外壁の改修や設備の更新を行い、施設の長寿命化や安全対策を図ることを目的とするものでございます。  この施設は、指定管理施設として、一般財団法人上市町健康文化振興財団に自主事業企画運営と貸館業務を含めた施設管理を委託しております。財団が行う自主事業として、年間10回程度の芸術文化事業を実施しているほか、美術展や公民館活動の発表の場として活用されており、新型コロナウイルスの影響を受ける前の平成30年度では、利用可能日数293日に対し実利用日数は176日、率にして60.1%と、1年の半分程度は使用されております。  改修後にホールやロビー等を町民に開放してはどうかとのご提案ですが、ホール等を利用していただくに当たっては、公の施設として、条例で申請方法や利用料金を定めているところであり、施設の維持管理の観点からも事前の申込みをお願いするところであります。  本施設の利用については、ホールを利用していただくことが基本であり、あわせてホワイエや楽屋などを利用される場合には、その旨を申し入れていただきます。ホールと附属設備は一体のものであることから、施設利用の安全性の維持のため、ホールやロビーを町民の方々に自由に開放することは、現時点では考えておりません。  ロビー等につきましては、ロビーコンサートも開催したりして、あくまでも文化施設としての活用を現在させていただいているところであります。  次に、富山福祉短期大学との連携事業に関するご質問にお答えをさせていただきます。  本年1月21日に締結した包括連携協定に基づき、同大学の講義において、引き続き本町の地域課題の解決に取り組んでもらうこととしております。  この連携事業では、まずは活動を通して多くの学生が上市町に関心を持ち、上市ファンになってもらいたいと考えております。その上で、学生目線による課題の発見や若者ならではの柔軟な発想により、役場職員にはない斬新なアイデアや企画が提案されることを期待しています。  また、新型コロナウイルス感染症の終息後に再びインバウンドビジネスが拡大することを見据え、今年度新設された国際観光学科の学生と外国人旅行者を呼び込むための観光商品の開発や受入れ体制の整備に向けた取組を進めてまいります。  この短期大学には看護学科や社会福祉学科があることから、かみいち総合病院や町地域包括支援センターと看護・福祉分野での連携の可能性も探っていきたいと考えております。  次に、地方創生交付金のお試し居住の関係ですが、移住に向けたお試し居住施設については、これまで稗田の定住促進住宅に2部屋確保してきたところですが、その運用を今月末で取りやめ、新たにかみいち総合病院の戸建て医師住宅1戸を改装し、提供していく予定としております。これは移住希望者に、よりよい住環境でのびのびとした上市暮らしを体験してもらいたいとの思いからであります。  かみいち総合病院の医師住宅は、戸建てが稗田地内及び横法音寺地内に計7戸、集合住宅が横法音寺地内に2棟8戸ありますが、今回、お試し居住施設への転用を検討している住宅は、空き家状態となってから10年以上経過していることから、医師からの利用希望がないと病院側で判断しております。  今後、複数のお試し居住施設が必要となる状況になってくれば、民間の空き家の賃貸や買取り整備も検討していくことになるかもしれませんが、現時点では既存の町有施設を有効活用することが費用対効果の点からも望ましいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 83 ◯議長(松谷英真君) 小竹副町長。              〔副町長 小竹敏弘君 登壇〕 84 ◯副町長(小竹敏弘君) それでは、私から2点のご質問にお答えいたしますが、最初に新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種についてのご質問にお答えいたします。  まず、対象者への連絡方法につきましては、役場から接種券を、基本はご自宅宛てに郵送することとしております。その上で、役場が設置いたしますコールセンターやワクチン接種を実施される開業医の方のほうにご自分で予約をしていただきまして、かみいち総合病院または予約された開業医で、日時を指定する形で、完全予約制という方式で接種を受けていただくという予定としております。  次に、町が設置しますコールセンターですけれども、接種の予約のほか、日程、接種場所、接種券等に関する質問を受け付ける機関といたしまして、民間事業者に委託する形で今月中に立ち上げたいと考えております。平日の電話での受付を当面基本としたいと思いますけれども、今後、インターネット等でも受付できるようにしていきたいなというふうには考えているところであります。  次に、医療機関に入院している方など介護を必要とする方の接種ですけれども、これは、午前中、酒井桂之議員からのご質問に福祉課長が答えたとおりということになっております。  ただ、その付添いになられるご家族の方々などにつきましては、本来でしたら接種順位に沿って接種していただくべきところでありますけれども、ワクチンのロスを減らすという観点でもって、状況によりましては、介護される方とご一緒に接種してもらうということも考えていきたいというふうに思っております。  そして、最後に舟橋村の件でありますけれども、舟橋村は医療機関が今ないということで、当町で村民の皆さんの接種を受け入れるということにしております。  コールセンターは、両自治体合同で設置するということとしておりまして、接種会場の運営につきましても、舟橋村と連携して検討を進めていくこととしております。  なお、舟橋村の高齢者の方々につきましては、ご自身で接種会場まで移動するということが難しいということも想定されますので、村役場のほうでバスを準備されて、集団的に接種していただくという方向で検討も進められているところであります。  午前中も申し上げましたが、ワクチン接種に関しましては、その開始時期ですとかいろいろな点がまだ不透明な状況にありまして、現時点ではっきりとお示しできない事柄も多くて申し訳ないというふうには思っております。分かり次第、随時お知らせするように努めていきたいと思っております。  続きまして、除排雪に関するご質問にお答えいたします。  かみいち総合病院や商業施設周辺の道路に消雪装置を設置できないかとのお尋ねであります。  現在、上市町が管理する消雪施設につきましては、39か所、道路延長では20.2キロメートルとなっておりまして、例えば機械による除雪が困難な幅員の狭い道路ですとか、路面の凍結が起こりやすい橋などに設置をされております。ですが、その多くは設置から30年以上経過しておりまして、近年では毎年、消雪パイプの漏水ですとか機器類の不具合などが頻発しているところであります。  このため、今年度、消雪施設の長寿命化修繕計画を策定いたしまして、今後、その計画に基づいた更新を行っていく予定としております。  この更新ですけれども、消雪パイプの更新には100メートル当たり500万円程度かかります。そして、操作盤ですとかポンプの更新にも1か所当たり600万円程度とかなり多額の費用を要しますので、なかなか新設にまで手を広げるのは困難というふうに考えております。そういったこともありまして、基本的にはやはり今後も機械除雪にて対応していきたいと思っているところであります。  なお、かみいち総合病院ですとか商業施設の周辺には県道もございます。ご指摘があったように、病気やけがの治療ですとか食料の調達といった面で、場合によっては、やっぱり命にも関わるということがあるといった点を強調いたしまして、消雪装置の設置ですとか、それができなくても、迅速で丁寧な機械除雪をぜひしていただくようにということで県に強く働きかけていきたいと思っております。  1月上旬の大雪は24時間の降雪量が富山、高岡とも、これは1997年に統計を始めておるようですが、それ以降、最大の積雪であったようであります。  そういったことを言い訳にするわけではありませんが、そういう中では適切な対応というのは、正直、かなり厳しかった点があると思っております。  ですが、その反省ですとか教訓を踏まえまして、2月中旬にも結構雪が降りましたけれども、そのときには日中除雪も実施させていただきまして、道路機能の維持に努めているところであります。  今後も、まずは天気予報などを事前によく見て、早めに備えていくといったことで、特に主要な道路の交通確保に努めていきたいと考えております。  以上でございます。 85 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。 86 ◯3番(伊井勇治君) 答弁、いろいろありがとうございました。  1番目の町長の発言によります北アルプス文化センター。なぜ北アルプス文化センターと言ったかといいますと、使われる目的は、やはりホールを借りて、いろんなイベントに使いたい。いや、それはそれでいいと思います。  それで、町は、北アルプス文化センターだけではなくて、ある程度コミュニティセンターとかという公共施設も抱えております。上市が新たな「つながる・にぎわう・ささえあう」といった中で、「にぎわう」の中で、そういうコミュニティセンターも含めて使用されているのかと。にぎやかしい声が聞こえておるのかというと、そうではないと思います。  住民は気軽に足を入れてみたいとか、そこでちょっと一服してみたいとかということも望みたいという声を聞いたりしますので、やはり入りやすい、利用しやすい施設であってほしいという思いで質問しました。またご検討願いたいというふうに思います。  それと、2つ目の富山福祉短期大学。やはり地方創生には、産、学、金を含めていろんな方の意見を聞いたりして、見ていただくのが一番手っ取り早いと思いますし、自分らにないアイデア、発想を出していただくのは非常にいいことだと思いますので、今後も引き続き、皆さん、そういった方々と議論していただいて、できればその人に移住していただければという思いもありますので、ひとつまたよろしくお願いいたします。  3つ目の住宅の件は、ちょっと私も知らない点がありましたので、最大限に利活用していただければ、これはいいことだなというふうに思います。  コロナワクチンの接種でありますが、多分どの県も、皆さん混乱しているのは事実だと思います。それと、受けようか、受けまいかというようなことで、接種率が半数もいくんかなというようなことも踏まえますと、やはり皆さん手探りな状態だろうと思います。  先ほど、いろんな配慮はしても、予約をしたら、今日やめますと。それで、やめる原因が、やっぱり不安なところでやめますと。後から、皆さんの話を聞いてみたら、どうもなかったと。なら、手を挙げて、また受けさせてもらえるがかとか。  その辺も含めまして、やはり根気よく対応をまたお願いしたいと思いますし、舟橋も上市へ来るということで相当不安を抱えております。バスで送迎というふうなこともありますが、その辺は温かくまた迎えてあげて、今後のかみいち総合病院の利活用にもつなげていっていただきたいというふうに思います。  最後、除排雪の件であります。  大げさに言いましたが、透析患者を受け入れておる病院としては、やはり予約したわ、行けんわでちゃ、命に関わる大変なことになります。  私、県道を、地元選出の県議に、どうすりゃいいがやと。そしたら、例えば地下水条例というものがありまして、先ほど副町長が言われました、地下水を利用するためには100メーター前後井戸を掘って、吸い上げている。それが各地で吸い上げますと、地下水が低下して、やはり問題になるというふうなこともありまして、同じ位置から掘るために、そういうことになる。なら、どうすんがよと。仮に200メーター掘る、300メーター掘る。必要なものは、掘ればいいんじゃないかと。  それで、ビー・バイ・シーじゃないですが、費用対効果によって、どうしてもそこには消雪が必要だということになれば、やはり掘ってみると。掘って使うということも検討の中に入れていくべきであろうと。  今、県議会のほうでも、そういったことを研究していくというようなことでありますから、ぜひそういうことも視野に入れて、ご検討を願いたいというふうに思います。  町の除雪区間が200キロほどある中で、先ほど副町長は、20キロ、10分の1。この大半は既成市街地、俗に言うカミール周辺ですね。駅から北島までの間、カミール周辺が、ほぼ消雪が上市町としては入っています。後は県道とかというところに入っておりますが、それが効率的に入っておるかというと、なかなかそうではない。  ですから、私は、せっかく病院とか新市街地ができたら、そこというものに対しても配慮していくべきじゃないかと。これがまちづくりでないかというふうに思います。  ただ、やはり費用対効果がありますから、日中でも除雪してやるということで仕方ないかなと思いますが、上市はどうしても道路幅員が狭い。本来、道路構造令で言えば、車道を優先除雪します。それを当然路肩なり歩道にまずよける。そうしますと、今度、路肩を歩く人、自転車。自転車は冬場、ちょっとないかと思いますが、そういったところの方が影響します。でも、一旦除雪した雪は硬く、重い。ハンド的な除雪機、最初、酒井恒雄議員さんが貸出ししてとかと言われますが、現実に貸し出しても、それは無理だと思います。やはり今後は歩道のあり方とかということも視野に入れていかないと。あくまで雪国なので、間違いなくそういう一時的に預ける場所が必要なわけです。  ですから、そういったものも考慮した上で考えていただけないかなということを、たくさんの要望を含めてですが、今後も検討していただいて、対策していただきたいという思いであります。  これで終わります。         ────────────────────────             ◇  松  本     寛  君 87 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。              〔1番 松本 寛君 登壇〕 88 ◯1番(松本 寛君) 本日最後となり、先ほどから何人もの方からの質問にもございましたが、私からも各地域への除雪機械の貸与についての質問をいたします。  今年の1月は36年ぶりとも言われる積雪1メートル超えの降雪があり、農業施設の倒壊被害など、まさに豪雪でありました。私も含め地域住民は、生活の基盤である道路に右往左往しました。  実際に当町においても、小中学校の臨時休業や上市町営バスの運休といったことが起こりました。あの日は車道でも除排雪が間に合っていないようなところもあり、特に歩道に至ってはなおさらでした。休業や運休措置はやむを得ない状態であったと推察します。  近年は、暖冬小雪傾向が続き、除雪への組織的対応力に相当な緩みがあったと痛感しました。このことは、決して当局の対応を責めているのではなく、私自身も含め町民一人一人が、冬期間、富山県は雪国であることを忘れていたのではないかと思いました。これは上市町に限らず、全県的、全国的に見られる傾向ではないでしょうか。  一方、あの日の豪雪にあって、柿沢地区は他の地区と比べると、除雪がうまく行き届いているように思いました。そこで、知り合いの柿沢地区の方にお話を伺ったところ、どうやら柿沢では、従来から柿沢地区除雪委員会を立ち上げ、上市町から除雪機械を貸与してもらっていると聞き及びました。なるほど、町民側からの働きかけがあれば、町もしっかりと対応してくれるのだなと頼もしく思いました。  しかし、私としてはもう一歩踏み込んで、ぜひ町から各地区に対し、各地区から除雪オペレーターを捻出していただき、除雪機械の貸与などの制度をいま一度PRし、除雪対応への組織化を促してほしいと思っています。今回の大雪で、町民から除雪対応について多数の要望、依頼、苦情があったと伺っており、ある意味、チャンスだと思っています。  そこで、私としては、今回の大雪で上市町に届いた町民の声が具体的にどのようなものであったかお聞きします。町民の声をまとめた資料などはありますでしょうか。その町民の声を基に、除雪機械の貸与や拡充等、PR促進など、町から発信する行為は可能でしょうか。  以上、竹田建設課長に答弁を求めます。 89 ◯議長(松谷英真君) 竹田建設課長。             〔建設課長 竹田亮成君 登壇〕 90 ◯建設課長竹田亮成君) 各地区への除雪機械の貸与についてお答えいたします。  今期の除雪に対しましては、雪の量に比例して町民の皆様方から大変多くの問合せがありました。除雪作業の遅れに対するもの、路面状況の悪化に対するもの、消雪装置の不具合に対するものが主なものであります。  さて、議員ご指摘の地区除雪委員会による除雪につきましては、現在、柿沢地区のみで実施されております。柿沢地区では、大型機械での除雪が困難な幅員の狭い除雪路線について、地区の方がオペレーターとなり、町から貸与する小型除雪機械で除雪をしていただいております。  このような顔の見える除雪は、地域の方にとっても安心であるとともに、より地域の実情に合った除雪作業が行われるのではないかと考えております。  一方で、オペレーターの確保等の課題もありますが、地域の協力が得られるのであれば、除雪機械の貸与について前向きに検討してまいります。  今後、柿沢地区の取組を町ホームページや区長協議会等を通じ広く広報し、各地区からの反響を確かめていきたいと考えております。 91 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。
    92 ◯1番(松本 寛君) 竹田建設課長、ご丁寧な答弁、ありがとうございました。  私は、今回の大雪に対し、住み慣れた地域や家庭で安心して暮らし続けることは、町民誰もの願いです。そのためには、私たち自身ができることは何か、町民が共に支え合い、助け合いながら行えることは何かと、いろいろ考えてみました。  90年代から登場した言葉があります。行政や政治の世界でもよく使われる3つの「助」、いわゆる自助、共助、公助のことです。町民がそれぞれ地域の中でお互いに理解し、実践していくことが重要であり、持続可能な社会づくりを今の子どもたちに伝えていくことも、我々の使命であると考えています。  そこで、再質問させていただきますが、当局の前向きな答弁を伺い、もし差し支えなければ、除雪委員会等にお支払いしている除雪委託単価についてお示しすることができるのであれば、お聞かせください。 93 ◯議長(松谷英真君) 竹田建設課長。 94 ◯建設課長竹田亮成君) 再質問についてお答えいたします。  委託単価につきましては、公表しておりませんので具体的な金額を申し上げることはできませんが、県から示される除雪単価を使用し、機械の規格ごとの時間当たり単価で契約しております。  以上であります。 95 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。 96 ◯1番(松本 寛君) ありがとうございました。  今後、先ほどのお話にあった区長会などを通して、PRなど広めていってほしいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。  以上であります。 97 ◯議長(松谷英真君) 以上で、一般質問並びに質疑を終わります。  これをもって、町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終了いたします。 議案の常任委員会審査付託 98 ◯議長(松谷英真君) 次に、ただいま議題となっております議案第11号から議案第32号までは、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。        ◆◆◆ 予算特別委員会の設置及び付託 ◆◆◆ 99 ◯議長(松谷英真君) 次に、日程第2 予算特別委員会の設置及び付託の件を議題とします。  お諮りします。議案第1号 令和3年度上市町一般会計予算から議案第10号 令和3年度上市町病院事業会計予算までの以上10件は、予算特別委員会を設置し、これに付託することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 100 ◯議長(松谷英真君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。        ◆◆◆ 予算特別委員会委員の選任 ◆◆◆ 101 ◯議長(松谷英真君) 次に、日程第3 予算特別委員会委員の選任の件を議題といたします。  お諮りします。ただいま設置されました予算特別委員会の委員の選任につきましては、上市町議会委員会条例第5条第3項の規定により、予算特別委員会の委員には全議員を指名したいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯議長(松谷英真君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしましたとおり、全議員を予算特別委員会委員に選任することに決定いたしました。  なお、予算特別委員会の委員長及び副委員長を互選するため、暫時休憩いたします。                               (午後 2時13分)         ────────────────────────                               (午後 2時15分) 103 ◯議長(松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  予算特別委員会より、正副委員長の互選の結果について報告がありました。   委員長に    2番 寺 西 庄 司 君   同副委員長に  1番 松 本   寛 君  が選任されましたので、ご報告いたします。        ◆◆◆ 閉   議   の   宣   告 ◆◆◆ 104 ◯議長(松谷英真君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。        ◆◆◆ 議  会  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 105 ◯議長(松谷英真君) 次に、議会の日程を申し上げます。  11日及び12日は新年度予算に係る予算特別委員会を開催いたします。15日は総務教育常任委員会、16日は産業厚生常任委員会を開催いたします。17日は議案調査日として休会とし、18日は全員協議会の後、本会議を再開し、諸案件の審議を行います。        ◆◆◆ 散   会   の   宣   告 ◆◆◆ 106 ◯議長(松谷英真君) 本日はこれをもって散会いたします。                               (午後 2時16分) Copyright (C) Kamiichi Town, All Rights Reserved....